
毎日寒いですね~

先日は立春でしたが、今が一番寒い時期。
寒いけれども毎日少しずつ春めいてきています

ご近所の梅も満開です。
1月に無料体験教室にいらしてくださった方が入会されて、初稽古をしました。

短冊で『一花開天下春』です。
お花は1月に梅を使って新春を表しましたので、あえて梅は使わず、お茶碗を梅のお茶碗にしました。
椿は咲きかけの藪椿です。
お花入れは、『高取焼』の『象耳』です。
高取焼は九州は福岡県の陶器で、400年にわたって受け継がれている伝統の焼き物です。
『高取焼』は、あの『黒田官兵衛』の子供である『黒田長政』が秀吉の命令で朝鮮出兵をした際に、朝鮮の陶工を連れ帰って焼かせたのが始まりで、開窯は1600年と言われています。
高取焼は元々、福岡県直方市にある鷹取山の麓にて焼かれいたそうで、鷹取焼➡高取焼になったようです。
江戸時代には黒田藩のバックアップのもとに繁栄し、長政の息子の黒田忠之は、『小堀遠州』と交流があり、遠州好みの茶の陶器を多く焼かせたので、『遠州七窯』の1つに数えられています。
『象耳』というのは、お花入れの左右に丸く持ち手のような耳がついていますが、その耳をよく見ると、象の顔のモチーフになっているんです


ドアップしました。
お花入れの左右に、それぞれ象さんがついていて、長い鼻が丸く弧を描いているのが分かりますか?(^-^;
こういった遊び心が楽しいですね


主菓子は『乙女椿』、お干菓子は『薄氷』でした。
『薄氷』はお製は富山の『五郎丸屋』さんです。
『五郎丸屋』さんのお干菓子は、他にも『古木』など美味しいので、ラグビーファンの方にも是非召し上がっていただきたいです


母から譲り受けた紬と塩瀬の帯を着ました。
母の着物は大切に着ています

皆さん、お気軽に無料体験教室にお越しいただければと思います

また、茶道というとどうも敷居が高い印象があるようです。
茶道は難しいことではなく、平たくいうと『おもてなしの心』です。
今度、茶道が初めての方に『おもてなしの心』をご紹介する一日講座を開こうかと思ってます。
次回のブログでご紹介できること思いますのでよかったらご覧下さいね

