
計160名のお客様をお迎えする立礼の大寄せのお茶会です。
皆さん、習い始めて1年程で、初めてのお茶会。
上手くおもてなし出来るかどうかドキドキです

日頃のお稽古の成果が出ますように。。。


しかし、こんな大事な日の前日、お茶会の準備と打ち合わせを終わらせるとすぐに、私には駆けつけなければいけない所がありました

それは、椿山荘の近く、東京カテドラル聖マリア大聖堂です。
そこで、六本木男声合唱団倶楽部の『レクイエム』のコンサートがあります。
実は、このコンサートで合唱団は解散してしまうのです。“さよならコンサート”なのです

家族がその一員に入ってますので、最後の舞台を見にいかなればいけません。

団長の三枝成彰さんの作曲、曾根綾子さんの作詞によるレクイエム。指揮は同じく団員の大友直人さん。
今から6年前、父が亡くなり父親っ子だった私は落ち込んで外出も控えていました。
でも父が亡くなって百日目、今日と同じく東京カテドラルで、六本木男声合唱団倶楽部の『レクイエム』のコンサートがあり、百日目ということに意味がある気がして、人混みの中に、父が亡くなって以来はじめて出掛けていきました。
三枝さんの曲にも曾根さんの歌詞にも心打たれて、私はずーっと泣いてました。
『レクイエム(鎮魂曲)』ってこういうことなんだなと、はじめて分かりました。
涙と一緒にいろんなものが流れていって、前を見て、一歩歩き出すことが出来ました。
今日の合唱団の演奏はひときわ素晴らしかったです

ソプラノは森麻季さん、テノールはジョン健ヌッツォさん。
素晴らしい


やっぱり行ってよかった

六本木男声合唱団倶楽部に、心から感謝

そして帰り道、ふと我に返るのでした。
明日の半襟つけなきゃ

明日のお茶会も、がんばろー

