【茶道】原三溪のお茶事その4~佃一可さんのお茶室研究会 | 日本文化って素晴らしい!~茶道・着付け教室in世田谷

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元国際線CAが日本文化に目覚め、
茶道・着物・歴史や展覧会など、日本文化の素晴らしさをお伝えします。
日本に生まれてヨカッタ!

皆様、こんにちは!
今日も読んで下さり、ありがとうございますおねがい
では早速昨日の続きを。。。

薄茶お点前をいただいた後は昼食です。
待春軒にて三溪さんが考案した、その名も『三溪そば』をいただきます⬇



平たく言うと、汁の無いそばです。
お茶会ではお客様は着物なので、汁を飛ばし着物を汚すことがないよう、汁はなく、中華麺のような麺の上に、片栗でとじた茸類を炊いたものが載っています。
着物を着ている人にはその心遣いが嬉しいラブラブ
さすがお茶人ビックリマーク
よく考えられています。
しかもなかなかのお味♪800円です。
是非ご賞味あれナイフとフォーク


最後は『月華殿』に戻り、中国茶のお点前をいただきました⬇
背後のお床や襖の絵は、桃山時代の画家、海北友松によるものと伝えられています。



中国茶は机と椅子でしますが、今回はお煎茶の後でしたので、日本式に畳に正座して。慣れない正座だったので足がかなりキツかったとのこと。
私達日本人でも正座は辛いものね~あせる

お抹茶はもともと中国から日本に伝えられたものですが、今や中国にお抹茶は存在しないことをご存じですか?

中国でお抹茶(碾茶)が盛んだったのは、唐~宗時代にかけてです。
その後、中国はざっくりいうと、元➡明➡清など王朝が変わっていくのですが、支配する民族が変わることで、文化面も劇的に変化して、 唐~宗時代の お抹茶(碾茶)がすっかり廃れてしまったらしいのです。
支配する民族が変わるということは、島国ゆえに守られていた、私達日本人には想像もつかないことですねニコニコ

もし、元寇で神風が吹かず、日本が元に負けていたら、今ごろ私達は日本語も話さず、書けず、正倉院にも何も残ってなく、お抹茶も廃れ、茶道は存在していなかったんでしょうね。

ちなみに、中国では今や空前の抹茶ブームで、中国人観光客の買う人気No.1の日本土産は、キットカット抹茶味だそうですビックリマーク
逆輸入ですね爆笑

meisho