先生の話し | 芽依ちゃんママのブログ

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26週5日 886gram、ちょっと早くにこの世に誕生した三女の芽依奈が、生後二カ月で天使になるまで…そして天使になってからの想いを綴ります。

先生は、きっとものすごく真面目な方。


そして、本当は、物凄く頭の良い先生なのだろうと思う…。








…だけど、とてもそうは見えない(笑)

白衣を着ていない今日のドクターは…



正直、エアコンの点検に来る作業員みたいな装いだった。(笑)


もの凄く失礼ながら…


「全く、ドクターらしくないですね(笑)」
って、冗談言えちゃうくらい気さくな先生。

先生なのに、ホント先生っぽくない。


威張ってないし、飾らない自然体な先生…。


自分も医者なのに、
「医者って…性格悪い人多いですよ。
7割、性格悪いです…。残り3割は、いいかも。
だから、結婚相手にはお勧めしないです、絶対に…。
あ、でも残り3割を見極められる自信があれば大丈夫ですけど…。」

とか、言っちゃう先生(笑)



もう、既婚者に言われても…ね。



医者なのに、当直が嫌いと言い切り、本当は小学校の先生か、パイロットになりたかったと普通に話す(笑)



それも似合いますよ!

と言ったら、

「だって、飛行機に乗って色んなとこ行ってみたいでしょ?」



と、子供みたいに話す(笑)




かと思えば、日本の小児医療の話しを熱く語り過ぎて、看護婦さんから

「先生!!暗い!!(笑)」

って、つっこまれたり…(笑)




そんな、自虐的でおもしろい先生も

病院内では、頼りがいがあり、
自信に満ち溢れて見えた。


常に自信を持っていたし、
私たち、両親を不安にさせないようにといつも、質問にも納得するまで細かく答えてくれた。


だから、私たちは安心出来た。








先生は、芽依を助けられなかった事を今も尚、悔やんでいた。

そして、今日も私たちに
申し訳ないと謝った。



けして、先生のせいじゃない…。

先生は、
もっと自分が、出来た事はなかったのか。
何かやれた事があったんじゃないか。

もっと、早く気づいてあげられたんじゃないか。

あと、数時間、治療が早ければ、何か違っていたんじゃないか。




…そんな風に、考えてくれている事を話してくれた。

芽依は、亡くなる前日の30日…
早朝5時の時点で、最初の変化があったという。
しかし、その時点でのCRPは、陰性だったという。
そして、次の検査は、朝9時の回診後で…

その時は、すでに陽性になっていたという。
それから、採血してとった菌を培養に出して特定する。
結果が出るまでに一時間以上は、かかる。
もしも、もう少し早くに抗生物質の投与が出来ていたら…




こんな事…
ご両親に今更、言うべきじゃないのかもしれませんが。
と言いながらも、正直な気持ちを話してくれた。






私たちは、正直、医療事業者では
ないから分からない。
先生にしか分からない。判断出来ない。
素人考えでは、だったら、陰性のうちに抗生物質を投与出来ないものなのか?始めのおかしいな?のサインが出てる段階で、投与したら、菌が死んでくれるんじゃ?
なんて単純に思ってしまう。



しかし、抗生物質の投与は、菌が特定出来ないと、始められないらしい。

先生が、言わんとしている事は、一~二時間の差なのだろう。












けれど、それでいいと思った。

先生が、隠す事なく、認めてくれる。
自分の落ち度、病院側の落ち度を探してくれる。

そんな、誠実な態度で…

十分だと思った。


十分、芽依の死は無駄になっていないと思った。



私たち夫婦が、芽依が亡くなった時に、こんな思いをするのは自分たちだけで十分です。
芽依と同じような病気で亡くなる事がないように、芽依の死をこれから何かにいかせて頂ければ…。
同じ病気で亡くなる赤ちゃんを一人でも救って貰えれば…。と
先生たちにお願いした。



先生は、「なんで…なんで芽依ちゃんだったのか…。」
って、親しか思わないような気持ちを口にしてくれた。

公平な立場である、先生が、そこまで芽依を思って言ってくれた事は、とても有り難かったが…

もし、他の子だったとしても、その時はその、他の子の両親が悲しむだけ。






私たちとしては、
他の子だったら良かった…のではなく、自分の子でも他の子でも、どちらだとしても、
その病気から救って貰いたい…。



だから、今回、芽依の死を機に、
病院内や学会で芽依の死に関しての報告会があり、
それを報告会だけでなく、病院内での治療や処置、体制の見直しの話し合いの会にしてくれた事を聞いて…


嬉しく思った。





芽依の死後、
芽依と同じ、感染症にかかった赤ちゃんが二人もいたらしい。


先生は、芽依の事例があるので、処置も早め早めに、検査も早めに、変化が少しでもあれば、見逃さずに念の為の検査をしたり…
と、とても
感染症に対して恐怖を持っている事を話してくれた。





結果、その二人の赤ちゃんは、抗生物質が効いてくれて、助かった。


芽依とは、同じ菌でも、型が違ったらしい。

芽依の型は、最も毒性の高い菌だった。





芽依が、教えてくれた事。

それは、私たち両親だけでなく、
病院の意識をも変えてしまうくらいなんだ…。























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