空が見えない最期を迎えるセミ。
飲まず食わずで子育てをし、我が子に自らの身体を食べさせるハサミムシ。
母なる川で死を迎えるサケ。
子を想い、人間の家に命がけの侵入と脱出 をこころみるアカイエカ。
儚い数時間の成虫期間で、三億年命をつないできたカゲロウ。
食われながらも交尾をやめないオスカマキリ。交尾よりも食欲のメスカマキリ。
メスに比べて圧倒的に小さいオスは、放精後はメスに吸収されるチョウチンアンコウ。
3億個の卵を産み数匹しか成魚になれないマンボウ。
なぜか老化しないハダカデバネズミ。
などなど、、、
人間からみたら、とても不思議な生き物たちの性と生と死。
それぞれが、その環境で種を残すために進化したもの。
他の生き物から見れば、何十年も役に立つか立たないかわからない勉強をしつづける人間たちの生き方は理解できないでしょうね。
いわんや乱読家なんて、、、😅
「生き物の死にざま」稲垣栄洋(草思社)
【令和4年9月2日読了】
【オススメ度★★★】