令和4年8月に読んだ25冊からのオススメ
《令和4月通算190冊》
「宇宙は数式でできている」須藤靖(朝日新書)
地動説をとなえたケプラーの法則から、ニュートンの万有引力の法則、アインシュタインの一般相対性理論、ダークマター/ダークエネルギー、重力波の観測まで、物理学の進歩を紹介しながら、この宇宙は数学で記述されることを、難しい数式を使わずに説明されている、とてもいい本でした。
しかし、本書のサブタイトルである「なぜ世界は物理法則に支配されているのか」は、、、、もちろん答えは書かれていません。
僕もずっと不思議に思っていたことです。
「ウイルス学者の責任」宮沢孝幸(PHP新書)
今となっては「新型コロナウイルスは、インフルエンザより感染拡大力が弱い、季節性の風邪のウイルスの1種であるが、高齢者や基礎疾患を持っている人では重症化するウイルス」という認識を持てれば、こんな過剰な対策をする必要はなかったのかもしれません。
日本と日本人の特徴である。
⚫︎日本の政治は、一旦決めたことを撤回できないこと。
⚫︎日本の企業のリスク対策は、世間横並びで、より安全な方を選択しがちであること。
⚫︎日本人は、目に見えないものに脅威を抱きがちであること(放射性物質しかり)。
⚫︎そして、日本人は科学的な思考に弱く、リスク管理の思考が苦手。結果、選択を周りに委ねて、白か黒かの極端な選択をしがちであること。。。
等が影響して、日本は、新型コロナの感染による被害はわずかだったのに、大きな経済的被害を受けてしまったように思います。