動植物、人間の〈飼い慣らし〉をキーワードに、初期国家の形成期を考える。
〈飼い慣らし〉によって、「動植物の遺伝子構造と形態がかわり、人工的な環境が生まれた」「人類は狭い空間への封じ込めにより、身体組織、社会組織のパターンが変化した」とする。
メソポタミアで、最初の農業社会、農業国家が誕生したのは、人類の長い歴史の中では最後の5%に過ぎない(約20万年前に人類は登場し、定住コミュニティが現れたのは1万2千年前)。
大地の実りと、そこで生きる動物達の肉を求めて、移動しながら生活していた1万2千年前の我々。
ほとんど、歴史的痕跡は見つかってはいない。それだけに、当時の我々に対しての空想はどんどん膨らむ。
我々と同じように「考える」ことが出来たのだろうか?
情熱的な恋愛はしていたのだろうか?
家族の関係はどうだったのか?
何を食って生きてきたのだろうか?
志はあったのだろうか?
どんなことが、常識だったのだろうか?
人類史から見れば、我々の常識はほんの最近できた、秩序維持のための「思い込み」なんでしょうね?
自分の魂に前世の記憶が残されているのならば、「20万年前の僕」にいろいろと聞いてみたいものです。
さて、最後に今回もやります『直観読みブックマーカー』。
一つ前に読んだ書籍の中から哲学的問いをたてて、今読んだ書籍から選んだ文章の形で答えをもらいます。(無茶振りですが)。。。
問い「揺れるとは?」
答え(選んだ文章)「彼らが二者択一的生存手段の選択を行うのを阻むことはできない。」(142ページ)
解釈「揺れるとは、選択決定に至るためのプロセスであり、他者がそれを阻むことは出来ない。知らんけど。」
直観読みブックマーカー公式サイト
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