9月に読んだ本 | 乱読家ぽちんの独り言

乱読家ぽちんの独り言

乱読とまち歩き、青山繁晴さんが好きなおじさんです。
コメント、フォロー、リブログはご自由に。
ただし、議論目的のコメント、意見の違いを尊重されないコメントは公開しません。

9月に読んだ本を
アプリ「読書メーター」がまとめてくれました。

たしか、29冊読んだはずなのですが、
どれか1冊を登録忘れてしまったようです😅

オススメの本は、
別途アップします。






9月の読書メーター
読んだ本の数:28
読んだページ数:6003
ナイス数:89

バカをつらぬくのだ! バカボンのパパと読む老子・実践編 (角川SSC新書)バカをつらぬくのだ! バカボンのパパと読む老子・実践編 (角川SSC新書)感想
TAOとは、この宇宙をならしめている力、存在のすべてを司る仕組み、そして存在そのもののことです。自然とその摂理、それを支えている全エネルギーのことを言っているのだと受け取ってもらってもかまいません。私たちもまた自然現象の一部である以上、常にTAOとともにあるのだ。TAOに逆らうことはできないし、TAOの力が及ばないところで生きていくこともできない。逆を言えば、TAOをよく理解し、TAOと呼吸が合う生き方をすれば、人生の可能性を最大限高めながら、天寿をまっとうすることができる。
読了日:09月02日 著者:ドリアン助川
カント『純粋理性批判』 2020年6月 (NHK100分de名著)カント『純粋理性批判』 2020年6月 (NHK100分de名著)感想
NHKの「100分で名著」を見て、「カントすげー!!」とコペルニクス的感動を覚え、その感動を追体験するためにテキストを買って読みました。「理性の限界」「人間の認識の基本構想」「宇宙のはてや、神の存在など、どうしても解けない問いの理由」「よく生きるとはどういうことか」など、一緒に考えます。
読了日:09月05日 著者:西 研
逆説の日本史 25: 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎逆説の日本史 25: 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎感想
「八甲田山の遭難」について、軍はその原因追求と問題解決をせず、監督者の自決により不問とした。この失敗から学ばない、問題解決力の弱さが第二次世界大戦に負けた原因の大きなものであると考える。一方で、真珠湾攻撃でいいようにやられたアメリカ軍は、そこから反省し、空母運用と航空機攻撃に重点を移していく。そして、日本軍を追い込んでいった。人は必ず失敗する。間違いを犯す。しかし、死んで責任を取るだけでは、組織としても個人としても成長は無い。失敗は成功の親。失敗事例にこそ、成長の種は隠れている。
読了日:09月06日 著者:井沢 元彦
人間の義務 (新潮新書)人間の義務 (新潮新書)感想
曽野綾子さんのエッセイ集は、何度も図書館で借りては来るが、、、たいがい、目次を読むか、一〜二章を読んでやめてしまう。書かれてある事は、昭和6年生まれの曽野綾子さんにとっては、生きていく中で得られた沢山の気づきなのだろうけど、、、、なぜだろう???
読了日:09月08日 著者:曽野 綾子
イネゲノムが明かす「日本人のDNA」イネゲノムが明かす「日本人のDNA」感想
タイトルから、僕が勝手に想像した本書の内容は、「イネを食べ続けた日本人のDNAには、イネのDNAが取り込まれていて、そのことが日本人の気質などに影響を与えている」。しかし、中身は全く違う内容で、国家プロジェクトとしてイネの遺伝子解読に参画された著者が語るゲノムについての「あれこれ」でした。タイトルに近い内容は、最終章に書かれていますか、ゲノムの話ではなく、日本人の稲作についての文化的遺伝についてのお話。
読了日:09月08日 著者:村上 和雄
喪失学 「ロス後」をどう生きるか? (光文社新書)喪失学 「ロス後」をどう生きるか? (光文社新書)感想
家族、友人、ペット、健康、時間、夢や希望、そして自分の命。人生は喪失の連続である。一方で喪失は成長の一番のキッカケでもある。本書には、様々な喪失体験から立ち直る方法が書かれてあるが、結局、耐えることしかないように思う。(いちおう、僕も元カウンセラーゆえ、様々な技法を知っておりますのよ。その上で書いてますのよ)
読了日:09月08日 著者:坂口 幸弘
寄り添うツイッター わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」寄り添うツイッター わたしがキングジムで10年運営してわかった「つながる作法」感想
キングファイル、テプラでお馴染みの「キングダム社」のツイッターアカウントを10年以上務めていた著者。現在、フォロー数は40万人を超える。ツイッターは、他のSNSよりも、ネガティブな発言、とんがった発言が、より目立つ。なんか、悪意が渦巻く場なので、僕は発言は抑えめなんですか、そんな危ない(?)場で、会社の公式アカウントで発言するのって、とても怖い気がします。で、本書は一個人としてアカウントを持っている人よりは、会社などの代表アカウントの発信担当には参考になるのかもしれない。
読了日:09月11日 著者:キングジム公式ツイッター担当者
脳波の発見: ハンス・ベルガーの夢 (岩波科学ライブラリー)脳波の発見: ハンス・ベルガーの夢 (岩波科学ライブラリー)感想
ヒトの脳波を発見したハンス・ベルガー。心の解明を目指して20年以上をかけて様々な研究を行い(神経解剖学、脳血流、脳温度、皮膚電気反射、脳への電流刺激の研究など)、脳波の測定に成功した。最期は、ナチス支配下のドイツで自殺した。脳波とは、脳の神経細胞の電気的活動を増幅して記録したもの。アルファ波が「リラックスするための魔法の波」と考えるのは誤り。アルファ波はリラックスの原因ではなく、リラックスの結果である。ベルガーはテレパシーを信じていた。
読了日:09月13日 著者:宮内 哲
神になった日本人-私たちの心の奥に潜むもの (中公新書ラクレ (687))神になった日本人-私たちの心の奥に潜むもの (中公新書ラクレ (687))感想
藤原鎌足、空海、安倍晴明、楠木正成、豊臣秀吉、徳川家康、西郷隆盛、崇徳上皇、後醍醐天皇、佐倉惣五郎、平将門。神となった日本人の、その理由と、我々の日本人の心の底にある心理を読み解く。日本古来からある、「祟り神」を鎮める思想。死後に祟る存在になれば、神となり、祟らなければ神にはなれない。祟る存在は、神にして祀らなければ、人々に災いをもたらす。そういうケースが天満宮(菅原道真)など。一方、天寿を全うして亡くなった権力者が「支配のための装置」として祀られるケースが、豊国神社(秀吉)、東照宮(家康)など。
読了日:09月14日 著者:小松 和彦
図解 使える失敗学大全図解 使える失敗学大全感想
失敗した時に、やってはいけない(別にやってもいいけと、成長しないし、課題解決できない)人の特徴は、、、、●全て自分以外に責任を押し付ける人(全て自分で引き取らなくてもいいけど、せめて1/3ぐらいは引き取ろう)●失敗を隠し続ける人、もしくは失敗を無かったことにする人。●失敗の原因を分析せず、行動を変えない人。ということで、失敗を恐れずトライ&エラー。そして、他責の人や、失敗を隠す人(失敗を語らない人)、物事の因果関係を考えない人とは、出来れば付き合わないようにしよう。
読了日:09月15日 著者:畑村 洋太郎
マチネの終わりに(文庫版) (コルク)マチネの終わりに(文庫版) (コルク)感想
「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」映画化もされた平野啓一郎さんの代表作とも言える恋愛小説。久しぶりに、ゆっくり、ゆっくりと読みました。
読了日:09月17日 著者:平野啓一郎
開戦と終戦をアメリカに発した男―戦時外交官加瀬俊一秘録開戦と終戦をアメリカに発した男―戦時外交官加瀬俊一秘録感想
【はじめにより引用】『加瀬俊一は昭和の年号が明けたのとほぼ同時期に、その輝かしい経歴と青年期をスタートさせ、昭和二〇年九月二日、東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ号上で使節団員の一人として日本降伏に立ち会うまでの二〇年間、日本外交の中枢にあって、日本の、いや世界の歴史の生き証人となった。日本の運命を決した数々の局面に立ち会い、関わり、四二歳の男盛りで、精鋭の外交官として文字通り身命を賭して終戦工作に携わた。その意味において、彼の生きざまそのものの中に激動の昭和史が集約されているといってよい。』
読了日:09月18日 著者:福井 雄三
女の人を怒らせない技術 マンガでよくわかる女性とのコミュニケーションの鉄則女の人を怒らせない技術 マンガでよくわかる女性とのコミュニケーションの鉄則感想
ワークショップで使用
読了日:09月18日 著者:近藤 俊太郎
イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法感想
ワークショップで使用
読了日:09月18日 著者:佐々木 正悟
ありがとうの神様ありがとうの神様感想
ワークショップで使用
読了日:09月18日 著者:小林 正観
ドラえもんを本気でつくる (PHP新書)ドラえもんを本気でつくる (PHP新書)感想
心を持っていないドラえもんに、人の心を癒せるのか、幸せに出来るのかは疑問である。しかし、「心がある」と分かっているのは、「私」だけであって、「私」の親も子も友人達も「心を持っている」ことを証明する事は出来ない。心とは、究極の主観的体験なのだ。などと考えると、ドラえもんに心があっても無くても、貴方に心があっても無くても、「ドラえもんには心がある」「貴方には心がある」と信じる事で、人は安心し、信頼し、コミュニケーションをとる事が出来る。
読了日:09月19日 著者:大澤 正彦
直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN感想
いろんな「直感と論理をつなぐ思考法」が書かれていましたが、、、この本を読んで、真面目に思考法のワークをしてる人には、この思考法は身につかないような気がします。出来る人は元から出来るし、出来ない人はトレーニングしても出来ない。まあ、僕がこの手の思考法の本があまり好きでないからなんですけどね。人に教えてもらってするよりも、自分で新しい事を考える方が好きなので。。。まずは、自分の興味のあるジャンルの本を読む、好奇心を育てる。それが第一。興味ないことには、人は直感は湧きません。知らんけど。
読了日:09月19日 著者:佐宗 邦威
決定版 いちばんよくわかる手相決定版 いちばんよくわかる手相感想
ページが多くて、読むのがめんどくさくなってきました😅
読了日:09月19日 著者:田口 二州
カラー版 神社に秘められた日本書紀の謎 (宝島社新書)カラー版 神社に秘められた日本書紀の謎 (宝島社新書)感想
一つの物語として書かれてある古事記と違って、日本書紀は正規の国記であり、当時あった諸説を併記する形で書いてあります。ゆえに、因果関係を持って読もうとすると、どうしても様々な謎が生じてしまいますね。文字が無かった時代に、各地でそれぞれ口伝えで残っていった伝記は、いろいろと変節していくのは当たり前。神話や伝記は、その土地で生まれ育った者が、その地や血筋に埃を持つためのものであり、その土地に合った物語に書き換えられていく事は、全くもってオッケーと考えます。
読了日:09月21日 著者:渋谷 申博
みその教科書みその教科書感想
3年半で約60箇所のみそ倉を訪ね歩いた著者の「みその教科書」。《みその七つの効果》●善玉菌のエサになるので、腸が元気になる●活性酸素を除去する抗酸化物質が多く、血管や細胞の老化を穏やかにする。●乳がんと胃がんの発生率、死亡率を下げる。●肌のバリア機能を高め水分保持量を増やす美肌効果。●糖尿病、高血圧の予防効果。●副交感神経を優位にするリラックス効果。●脳血管の老化を抑えて認知症予防効果。
読了日:09月21日 著者:岩木 みさき
アニメーターの仕事がわかる本アニメーターの仕事がわかる本感想
●1日の平均作業時間は約10時間、月の休みは平均5.4日。●就労形態は半分がフリーター。正社員はわずか15%。●アニメ製作本数の増加により慢性的な人手不足となっており、作品の品質低下を引き起こしている。●アニメ製作者の平均年収は440万円。しかし、動画ポジションは125万円。●人手不足から、報酬は上昇傾向。なかなかのブラックな業界のようですね。しかも、これから作画もAIが導入されたら、アニメーターの仕事はどんどんと無くなりそうです。まあAIに仕事を奪われるのは、アニメ業界だけではないけどね。
読了日:09月22日 著者:西位 輝実,餅井 アンナ
民間薬の科学 病気やケガに効く……民間の言い伝えはどこまで科学的か!? (サイエンス・アイ新書)民間薬の科学 病気やケガに効く……民間の言い伝えはどこまで科学的か!? (サイエンス・アイ新書)感想
プラセボ効果と言って、たとえ医学的に効果が無い薬であっても、服用により多くの人の症状は改善すると言う。おそらく「手当て」と言われる、手をかざす効果も心理的な効果ではないかと思う。患者をお見舞いすることや、お花を持っていくこと、励ましのお手紙を書くことなども、おそらくは症状改善に効果があるのでしょうね。。。などと考えると、民間薬とは世代を超えて、ご先祖様から今を生きる我々への「思いやり」と考えると、より症状改善につながるのかもしれない。。。。知らんけど。
読了日:09月23日 著者:船山 信次
2050年のメディア (文春e-book)2050年のメディア (文春e-book)感想
僕も新聞の購読をやめて10年近くになる。スマホを使い始めてから、新聞を読まなくても、テレビのニュースを見なくても、新たな情報が得られるようになったからだ。安倍政権になってから、新聞メディアの左傾化はものすごかった。モリカケや桜など、でっち上げ、いちゃもんレベルの記事ばかり。おそらく、新聞購読層である60歳以上の「体制批判がカッコいいと思っている方々」という限られたパイの奪い合いをしていることが、左傾化を促進しているようにも思える。これから新聞は淘汰され、最終的には共同通信のみが生き残るのか?
読了日:09月23日 著者:下山 進
みんな大好き陰謀論みんな大好き陰謀論感想
「影響力のある人達が影で暗躍していると考えたい」「物事を単純化して考えたい」という思考のクセが、人間の特性としてある。また、全ての事を善悪二元論で考える傾向が強い一神教信者ほど、陰謀論に染まりやすい傾向が強い。僕は、歴史は様々な要素が複雑に絡みあって偶然性の上で出来ているものだと考える。陰謀論よりは、地政学や各民族や国家の歴史的特徴、宗教の対立などより現実的で目に見えるものから考察すべき。
読了日:09月24日 著者:内藤陽介
神は詳細に宿る神は詳細に宿る感想
養老先生の言葉は、いつ読んでも面白い。なんで面白いのかと考えてみると、自身の思考の立ち位置が自由自在であるからだ。深掘りする(切り分けて考える、より詳細に見る)。俯瞰する(くっつけてみる、ぐっと視野を広げて見る)。光の当てる場所を変えて見る(物事を裏側から見る、右から見る、左から見る)。自分以外のものになって見る(貴方に、動物に、物質に)。自分自身を見る。そこで、何らかの気づきを得られたら、自分の今までの経験でおなじようなこと、自分が学んだことで同じような事が無いかを探してみる。
読了日:09月28日 著者:養老孟司
コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する (PHP新書)コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する (PHP新書)感想
脳には「プロセス指向共感型」と「ゴール指向問題解決型」という二種類の使い方がある。これらは脳神経信号の走り方がまったく違い、同時同質には使えない為、脳はあらかじめ「とっさに使う脳」を決めている。生存戦略にのっとってほとんどの女性は「プロセス指向共感型」に、ほとんどの男性は「ゴール指向問題解決型」に初期設定されている。そのため、とっさに別々のものを見て、とっさに別々の答えをだす。また人の脳は、自分が正しく、相手が愚かに見えるように出来ているため、男女の理解を阻む。
読了日:09月28日 著者:黒川 伊保子
部下がアスペルガーと思ったとき上司が読む本部下がアスペルガーと思ったとき上司が読む本感想
発達障害の有無に関わらず、以下の4項目に該当する人は、、、雇えないです。●一般常識や社会性の問題●仕事が出来ない●やる気がない●体力が続かない本書は、医師と臨床心理士の視点から書かれていますが、会社は社会適応の為の訓練場ではありません。利益を出す為の場。上司は親でも無いし、教師でも無い。この本の視点で上司がアスペルガーの部下に接したら、、、上司が心身を壊します!
読了日:09月29日 著者:宮尾 益知,滝口 のぞみ
見えない絶景 深海底巨大地形 (ブルーバックス)見えない絶景 深海底巨大地形 (ブルーバックス)感想
空想の中で、潜水艇に乗って地球の海底をぐるっと一周しながら、不思議な深海底の景色とその構造の成り立ちを学ぶ。ブルーバックスなどでは、日本周辺の地球科学についてはよく取り上げられるが、南米の太平洋側の海域や大西洋、インド洋など、地球規模で学べる点がよかった。しかし、地底について、イメージがついてゆけない箇所も多々有り、もっとイメージ図を増やして欲しかった。
読了日:09月30日 著者:藤岡換太郎

読書メーター