恋人という名の猫 -12ページ目

別れ際

笑顔のしたの

泣き顔を

知らぬそぶりで

抱き寄せる君



また逢えると分かっていても、別れ際は淋しいもの。
そして、毎回心残り。

優しい人

「運命は

変えられないの」

あなたでも

私のために

泣かないで



運命を変えられるなら、変えたい運命もあるもの。
でも、変えられない運命もあるものですね。
だから、あなたが、私の運命を変えられないからといって
泣かないで、優しい人。
優しい人が好きよ。


雨上がり

青空に

町行く人も

晴れやかに

忘れ去られし

淋しげな傘



雨の時は、無いと困る傘も
晴れてしまうと、忘れる人が多い。
駅に、店先に、道に
忘れられた傘が淋しそう。
せっかく買ったのなら、大切にしてあげないと。



女心 (音楽編)

雨宿り

雨宿り

紫陽花の葉で

一休み

散歩の途中

かたつむりかな



もう6月早いものです。
雨の降る日も多くなってきますが
散歩の途中
紫陽花の葉の陰に、かたつむりが雨宿りをしてました。
梅雨ですね。



雨上がり

優雅に舞いし

紋白蝶

蝶に託さん

母への便り



最愛の母へ

母、私はあれから
母との「私が死んでも絶対泣いちゃいけないよ、」
という約束を破り
一生分泣いて、

母がいた時のようには心から
笑えないでいます。

何故、生きてるのかわからなくなり、
時たま、母のところへ行きたいと想います。

ひとりの食事は淋しいです。
何でも、美味しいと言って食べてくれた母がいないと
淋しいです。

母は淋しくありませんか?
淋しかったら、可哀想です。

道行く、母子を見ると切ないです。

優しくされると、見知らぬ人の前でも
涙が止まりません。

また手紙書きます。

小手鞠

庭に咲く

祖母の形見の

小手鞠が

母の形見と

なりて咲きつつ



手鞠のように咲く、小さく白い花
祖母の好きだった小手鞠の木を母も大切にしてましたが
今では、小手鞠は母の形見となり咲き続けます。
植物は、季節の流れ、そして毎年咲くであろう希望。


帽子

毛糸くず

繋げて編みし

針と糸

母の温もり

手編みの帽子



亡き母の遺品
端布や毛糸くず。
時間があれば、母は毛糸くずを繋げて奇麗な帽子を編んで、
「この帽子なんて言うかわかる?ボケ帽子って言うのよ。」と言って
周りの人を笑わせるジョークの好きなチャーミングな母でした。


無邪気な関係

彷徨える

魂抱え

巡り逢う

無防備な愛

最期の恋



深い哀しみと不安の中
運命のいたずらのように、巡り逢い
いつになく、無防備になるのも、それが最期の恋だからでしょう。

蕃茉莉

散り際に

姿を変えし

白い花

香り香し

蕃茉莉かな



蕃茉莉という花をご存知ですか?
薄紫の、とても香しい香りのする花です。
そして、散り際は白く姿を変え、
香しい香りだけ残します。