フィリピン視察~セブやダバオまで足を延ばしてきました ★English translation | 明範荘 川名山荘 今伊勢ブログ 日々徒然のこと

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愛知県愛西市・名古屋市昭和区、愛知県一宮市の老人福祉施設。

技能実習制度にて外国人の方を受け入れる話が出はじめてから、

はや1年半が経過していますがなかなか進みません。

日本側の制度は既に解禁しています。

進まないのは、各国との2国間協議・ないし当該国の制度が追いついていないとのことですが、確認することも容易ではない状況ですので、我々はひたすら待つ身であります。

 

いろいろな噂は絶えませんが、9月頃にフィリピンから何がしかのプレスリリースがあるのではという話もあり、このタイミングで一度現地を視察いたしました。

5月6月に貞徳会に見学にこられた現地の日本語学校の方々も訪問を快諾していただいたので、挨拶かねて訪問し学生たちに会ってみることにいたしました。

ちなみに今回私はいけませんでしたので、代わりに本部長が中心となり参加されています。

 

マニラ 7/3~4

現地の送り出し機関や日本語や介護の学校とミーティングする機会をいただきました。

フィリピン政府からは6月に解禁前に人材をプールしておくことは違法という警告文が発せられ、以後情報はストップしている状況。

新たに日本に行けるということで、相応の希望者があるが、話が一向に進まないので何とかしてほしいという要望もありました。

送り出し機関側も日本だけではなくアメリカなど他国にも人材供給を行っており、今後介護人材という枠組みで考えても中国や韓国などの需要もあり競争になるとのこと。

日本は規制も多く、それを上回るような賃金をある程度出さないと今後人が集まらないのではないかとのことでした。

厳しいですね…最初から心おれそうです。

 

セブ 7/5~6

飛行機でマニラから約一時間

リゾートアイランドとして知られるセブ島ですが、マニラに次ぐ大都市なのです。

コチラでは主にUHAという職業訓練校にお邪魔しました。

ブランチ校が4校あります。

歓迎がものすごく有り難いです

生徒さんたちによる地元のトラディショナルダンスでお出迎え

コチラはもともとケアギバーの職業訓練校でしたが、日本の介護職需要の高まりに応じて、日本語学校を新たに始めたとのことです。

そのため、初めて今回7月にN4テストを受けたようです。どの位の方が合格するか楽しみですね。

こちらが、ケアギバートレーニングの教室です。一般に海外では施設介護の概念に乏しく、富裕層向けのホームヘルパーに需要があるため、一般家庭を再現しているように感じました。

この辺りは日本に来てもらうことがあれば、ギャップがないように事前に施設介護のイメージを持っていただく必要があると感じました。

こちらのバギオ夫妻には大変お世話になり、2日間いろいろ食べさせてもらいました。

写真の豚の丸焼きから孵化しかけの雛を食べるゆで卵など日本ではお目にかかることのない珍味を味わうことが出来ました。

 

ダバオ 7/7~8

さらに南へ向かい

ミンダナオ島のダバオへ フィリピン第3の都市です。

正直、マニラやセブは車が多すぎで空気が排ガス臭く感じるのですが、こちらは空気もきれいで、道は広く、なおかつフィリピンの方もここは安全だと言っていました。

ので、住むならココです!

ちなみに、フィリピンは島国の多民族国家なのですが、ここダバオはセブと同じビサヤ語圏で食事も同じような感じ、人柄もよいと感じました。

ダバオはドゥテルテ大統領の生家があり、実際いけるというので行ってきました。

日本では考えられませんが、軍が警備しているものの家の前まで行くことができ、なぜかパネルまで用意してあります。観光地化しています。

いまでも、クリスマス休暇などは生家に帰っているようです。

ダバオの町はドゥテルテ大統領に守られているかのようでした。

 

さて、ダバオは忙しく3校に訪問しました。

勉強会 Benkyoukai

PCT

彩光 Saikou

 

勉強会では垂れ幕の熱い歓迎を再び受けて…感激です!

コチラの生徒さんたちも7月のN4試験を受けて、結果待ちだそうです。

是非、日本で介護の仕事をしたいとみなさんはなされていました。

 

ダバオの他の2校は日本語学校ですが

PCTは総合的な職業訓練校といった感じでしょうか。

IT関係のクラスなどもありました。

こちらはベッドメイキングなどを学び、ホテルでの就業を希望するクラス。ホテル業界も大変ですが、我々の立場としてはなんとか介護にきてもらえないかな…と思う次第です。

ちなみにPCTに日本語クラスはあれど、皆が日本での就業を希望していません。語学習得のハードルが高いからです。

PCTのオーナーの方も「昨日はアメリカの人と会食して…」と言っていたので、そういう事なのでしょう。

こちらは介護のクラス。実際に移乗の授業を見せてもらいましたが、設備はともかく基本的な技術は日本の介護士と何ら遜色ないと言えます。

 

彩光では、なんとちょうど卒業式をやっているので、ぜひ来賓として出席してとご招待いただきました。

200名ほど参加のホテルでの卒業式

6か月在籍の日本語学校でここまでやるところは珍しいですが、ラモン校長先生によれば、日本語習得のモチベーションを上げてもらうためにあえてやっているとのことです。そして、実際合格率は抜群です。

卒業証書授与式や来賓祝辞などの役も頂戴しました。

日本の卒業式と同じだな~と思って聞いたら、日本の卒業式の要素を意識しているとのことでした。

脱帽です。

そしてその後、やはり余興が始まり、日本語カラオケ大会の審査員やオカマの芸人コンビとの絡みも拝命して、そつなくこなしていくのでありました。

しかし、こういう時の盛り上がりをみているとつくづくフィリピンの方はすごくよいな~と思います。

絶対に一緒に仕事すると会社全体が明るくなると思う。

 

最後にPCTの方に地元の老人ホーム2軒連れて行ってもらいました。

最初に行ったところはすごく入所者が少なくて5名しかいません。

お金は自己負担なのである程度富裕層でないとやはり利用できないとのこと

それにしてもこんなに少なくてやっていけないので聞いてみると、やはり医者の方が慈善的にやっているとのこと。

個室もあります。料金が変わるとのこと。

特浴(中古品?)があるところもありましたが、こちらは行水程度のシャワールーム

今の日本と比べるべくもありませんが、3,40年前の日本の姿なのかもしれません。

介護保険ができる前の社会福祉の原点を見る思いでした。

ファシリティーや設備が劣っているから、日本よりも劣っていると考えるのではなく、限られた資源の中で人々が慈善的に行う姿には見習うべきところがあるとも言えます。

 

 

PCTの方には滞在中大変お世話になって、ご厚意で写真のコンドミニアムの一室をお借りすることが出来ました。

いろいろな人のお世話になって貴重な知見を得ることが出来ました。

 

この知見を仕事に反映させるべく頑張ります。

 

It already has past one and half year since both of country, Japan and Philippine, declared to start Technical Internship Program in the field of care giving.

Still our corporation is needed to wait for duly announcement of the agreement tough, because several presidents of school and college in Philippine had visited us, so this time we have visited them for knowing what their students expect for us.

Actually, we met a lot of students who study Japanese. They seemed to be very diligent, and that made our expectation of their coming higher.

 

Here, we really appreciate people who welcomed.