彼氏とはよく電話で話す。
朝、早起きの彼氏から電話がかかってきて、
「おはよう、よく眠れた？」
私はお布団の中で寝ぼけて話す。
それから私の朝の通勤途中、電車の待ち時間などに私から彼氏に短い電話。
「ねえ聞いてよ、ファミマでハッシュポテトを買ったはずなのに、コロッケが入っていた。」
とか、
「バスの中から、〇〇公園のお花がキレイだったから、週末に観に行こうね。」
とか。
お昼休みには、
どちらからともなく、
「お昼ご飯は何食べた？午後もがんばろうね。」
「暑くなりそうだから、水分摂ってね。」
と短い電話。
仕事の後は、
どちらからともなく、
「今、終わったよ。あ、パン屋さんに寄るからまた夜に電話するね。」
それから夜にのんびり電話、
今日の出来事をのんびり話したり、
たまに熱く語ったり、
たまに私がテレビに夢中になって、電話に上の空でも、
電話の向こうの彼氏は家事をしながら、そんな私に気にもせず、
それでもお互い電話を切らなくて。
「おやすみ」と電話を切った後も、
また１時間くらいして、
ベッドに入った彼氏から、
寝ぼけながらまた電話がかかってきて、
「ああ、今日は疲れた〜…」
とか
「愛してる」
と言いながら寝落ちする彼氏。
電話の向こうの相手の存在が、
心地いい。
心地いいから、
つい電話をしてしまう。
しかし、
この前、彼氏の友達グループに会ったら、
彼氏の友達が
彼氏のことを
「コイツは無口だし、
電話嫌いで、電話にも出ないし。」
え！？
彼氏が無口で、電話嫌い！？
ウソでしょ
すると他の友達も、
「そうそう、コイツは酔えば饒舌になる日もあるけど、
基本は聞き役。
めんどくさがりで電話にも出ない。」
「こいつはラインのメッセージも基本、
いきなり前触れなしに
『どこ？』
しか送ってこない。
答えたら、
“なんだ、飲みに誘おうと思ったけど遠いな”
と自己解決するのか、返事すらしてこない。」
彼氏も笑いながら、
「昔から電話は嫌いだ、
かかってきても出ないで、
メッセージで、
『なに？』
と聞いて、
要件を聞いて済ませることもある。
話し好きではなくて、
昔から聞き役なんだ。」
「本当に！？
あなたは私と一日中、電話してるから話し好きなのかと思った。」
９ヶ月前、はじめて電話した時、
１時間くらいアホな話で盛り上がって、
その日以来、まだ会ってもないのに、
夜になると「電話しよう」ってうるさかった。
まだ彼氏と会う前、彼氏(※当時は友達)が
私と他のイケメンとの電話を邪魔して鬼電してきて、
「今、イケメンと電話中だ！なんびとたりとも私とイケメンの会話を邪魔する奴はゆるさん💢」
と私がキレたこともある。
彼氏は笑いながら、
「メイとだけだよ、
こんなに話すの。
僕、昔から寡黙なんだ。
今度、僕の家族と電話で話す時に聞いてみて。
僕の家族も言うよ、
『この子は昔から寡黙だ。』
って。」
びっくり
彼氏は笑いながら、
「メイとなら、
何時間でも話せる。」
そこで気づいた。
私も
電話嫌いだった
長電話するのは基本、昔から
彼氏や元夫、
母と兄のみ。
でも何故か、世界のイケメンとは
何時間も電話で話したんだよね。
🇯🇴ヨルダン君、
🇫🇷フランス君、
🇺🇸アメリカ君、
🇺🇸ギター君、
🇬🇧室伏系イギリス君、
🇫🇷モロッコ系フランス君、
🇦🇷アルゼンチン君、
あ、20代のかわいい
🇮🇳インド君、
🇱🇧レバノン君もね。
(※詐欺師と電話セックス目的男は省略。)
今、電話で話すのは、
アメリカ君と彼氏のみ。
ちなみに未だにアメリカ君とも長電話をする。
しかしWhatsApp で長電話をしていると、ずっとオンライン表記になっていて、彼氏にバレる。
私は若い頃は、友達間で
「メイは電話に出ないよね」
で有名だった。
何やかんやでやることが多くて、
逆に何もやらない時は、
電話すらしたくなくて、
マジで彼氏や元夫、兄と母以外からの電話にはあまり出なかった。
あとね、
実は私、すごい気を遣うタイプなんだと思う。
相手を楽しませなきゃ、って無駄な気遣いをしてしまう。
今は、若い時よりももっとやることが多い。
逆に何もやらない時間は、
もっと貴重時間。
それなのに毎日、
何でこんなに彼氏とは話せるんだろう。
仕事の合間、
家事の合間、
趣味の合間、
ふと彼氏と電話で話してしまう。
優しく穏やかな彼氏の声、
流れるように会話が続くけど、
何時間話しても、
疲れない。
家事をしながら電話しても、
ジャマにならない(笑)
電話の向こうの彼氏の存在感。
(↑これ重要。掃除しながら、料理しながら、
話しても彼氏の存在感が煩わしくない。)
もちろん
愛してる、
っていうのもあるけど、
なんといっても、
電話の向こうの彼氏の
存在が心地いい。
そして、
彼氏の声を聞くと、
絶対安全
そんな気分になる。
この前、
親友から借りた電動ドライバーを壊した私。
焦って、
「どうしよう…
」
と速攻で彼氏に電話。
彼氏は料理しながら、
「どこが壊れたか写真送って。
ああ、これなら僕が直せる。
明日、仕事後に行くよ。
それにそんなに心配しなくても、これは買い直しても高くない。」
何だか彼氏がお兄ちゃんみたいに頼りになるからホッとした。
それから、
「何を作ろうとしたの？本棚？
それも僕が明日やるから、そのまま置いといて。」
↑🐱「いや、これは本棚ではなく、僕の３階建てマンションです。」
彼氏が電動ドライバーを「直せる」と言ったけど、
彼氏の言う通り、アマゾンで調べてみたらそんなに高いものではなかったので、
そのままアマゾンで注文して新品を買い直し、
親友には新品を返すことにした。
逆に恐縮され、
ガーナのお菓子を沢山もらっちゃった。
(親友はガーナ人)
私は彼氏に直してもらう電動ドライバーをもらうことにした。
↑🐱「あ、アマゾンが届いたの？早くアマゾンの袋からガラクタを取り出して。僕の新しいお家だから。」
こんな小さなことでも、
慌てて電話したら、
すぐに頼れる彼氏、
彼氏の存在感にホッとしてしまう。
ありがとう。
