GWの後半、
彼氏とデートの前に、朝早く美容院を予約。
ところでさ、
トリートメントっていくら高いものをしても、
その後、数回シャンプーやったら終わりじゃね?
っていう固定観念が抜けない。
私はね、
高いシャンプーとか、
高い洗顔料は買わないの。
だってIKKOや、皮膚科医が
「600円の化粧水も、6000円の化粧水も、
中身はほとんど水だ。」
って言ってたから。
美容院のトリートメントって何日持つんだろ。
市販でも十分な気がする。
私はシャンプーもコンディショナーもトリートメントも市販のやつ。
だけど美容院で、
カットとトリートメントをしていただき、
気分は上がった。
大好きな彼氏とデートだ。
それでいいのかもね。
彼氏とまず、
海浜幕張のフリーマーケットへ。
ちなみに買ったものはカメさんのみ。
彼氏は数年前までアウトレットでお洋服を買うのが趣味だったみたいだけど、
ここ何年かはもう買わず、
彼氏の趣味のスポーツも多忙でできず、
唯一、ジムに週に数回通うのみ。
「アラフォーになった今は本当に欲しいものがない。」
らしい。
そういや私もそうだな。
若い頃は何であんなに物が欲しかったんだろう。
結果、ちぐはぐな家具が増えて、ダサいお部屋のコーディネートになったりね。
20代の頃はあんなに買っていたお洋服も、
30代の頃はほとんど買わなくなった。
(↑女がガチで終わっていた頃。
Lサイズのお洋服って、かわいいお洋服屋さんに売ってなくて、本当に買えなくなったのもある。
会社はオフィスフォーマルなんだけど、ファストファッションのお店で”フォーマルに見える服”を買い、出社していた。みじめだった。)
イケメン祭りを始めて、
アルゼンチン君や彼氏のおかげで、またお洋服を買うようになった。
でも今はじっくり試着して、本当に似合うものしか買わない。
ユーズドは買わない。
今はデートに可愛いお洋服を着て行きたいから、お洋服選びが楽しい。
フリーマーケットの後は、
彼氏が
「海に行きたい!」
朝から夏日予報だったゴールデンウィーク後半、
彼氏は海に入るつもりで、
私の水着も洗って持ってきていた。
(ゴールデンウィーク初日に、彼氏と水着で入る温泉に行ったのだが、
私が彼氏の車に水着を忘れていた。)
しかし海浜幕張のビーチは遊泳禁止だったし、
さすがに真夏日で暑くても日本はまだ遊泳期間じゃない。
入りたがる彼氏をなだめながら、
ビーチでのんびり過ごした。
5月になったばかりなのに本当に暑い夏日で
その後、入ったカフェで普段はあまり甘いものを食べない彼氏がパフェを食べていた。
その後は私の住む街のゴールデンウィークのお祭りに行き、
暑くてまたかき氷を食べて、
小さな動物園で
レッサーパンダを見た。
そこから私が行きたかった
六本木へ。
しかし「六本木はいやだ」と抵抗する彼氏。
六本木のイスラエル・レストラン(私はあの国をパレスチナ🇵🇸と呼ぶ)で食べて、
六本木の街を歩くも、
「六本木は嫌だ、メイが他の男に声をかけられたら、僕はその男とケンカになるから。」
と言い張る彼氏。
私はアラフォー、
もう男性に声なんてかけられないよ。
20代のキレイな女の子が沢山いるからね。
でも未だに私が他の男性に声をかけられると思ってくれる彼氏。
何だか嬉しい。
それから六本木から見えた東京タワーを見て、
「登りたい」と言った私。
夜の東京は美しい。
九州出身の私は、進学の為に18歳で上京した。
キラキラする東京駅の街並みに感動したあの頃。
気づいたら、
九州よりも、
アメリカよりも、
長く東京にいる。
私は田舎にいるのが嫌だった。
何だか狭い世界でしか生きられない気がして、
自分の人生が決まってしまっているような気がして、
子供の時から東京に行きたかった。
東京で一旗あげたかった。
上京したものの、
志かなわず、
しかも人生のどん底も味わい、
しがない会社員になった今でも
オフィスから観る東京は、
やはりキラキラして見える。
そして東京に来て、
昔は大嫌いだった故郷の九州が誇らしくなった。
人情深く、義理堅く、そして陽気な九州人。
日々、目まぐるしく進化する東京と違い、
歴史や自然を残す美しい九州。
東京で標準語を話していても、
ふとした時に、
「メイさんは西の人ですか?」
と聞かれる。
九州のアクセント、
私が生まれてから18年間いた街、
アクセントは一生抜けないんだろう。
その瞬間、誇らしく答える。
「私は九州出身です。」
「そうですか、九州は良いところですよね。
時折帰られるんですか?」
「もう随分、帰っていません。
…帰りたいですね、
九州が懐かしいです。」
九州は私の故郷だ。
そういえば母国を離れて、海外である東京にいる彼氏には、
東京はどんなふうに映るのかな。
↑外国人あるある、小さな子供にちょっかいを出され、
優しく遊ぶ彼氏。
すると東京タワーからお台場のレインボーブリッジを見て、
「メイ!やっぱり海に行きたい!」
「まだあきらめてなかったのか、もう夜だぞ。」
そこからお台場のビーチへ。
夜の海で足をぬらしてはしゃぐ、
子供みたいな彼氏。
「あなたのそういうところを愛してるよ、
賢くて、働き者だけど、
実は子供っぽくてかわいいところ。」
そう言いながら、海にはしゃぐ、かわいい彼氏の背後の美しい東京を見つめた。
夜の東京はやはり美しかった。
そして東京の潮の香りで
いつも思うのは、
懐かしい故郷、九州。