平成最期の2018年は、中尾砦を主目標に東濃の徘徊からはじまり、GWまでは東濃、北信濃犀川沿い、戸隠を堪能しました。夏から冬にかけては、主に駿河、遠江を武田勢のように横断しつつ、時に奥三河までの周回を計測不能な回数繰り返しました。静岡の茶畑では愛車の側面が傷だらけになり、土地土地の情景・態様の違いも学びました。
例年よりも訪城数は少なかったかもしれませんが、濃く、修学できたと思います。
2016年3月に佛教大学の博物館学芸員課程を修了後、大学院の受験勉強のつもりで同年9月に入学し直した歴史学部歴史学科日本史コースも、卒論以外は単位を修得してしまい、なら卒業するかと11月から卒業論文を書き始めました（3月草稿締切で9月卒業予定）。卒業研究は、序章と第一章で原稿用紙50枚という分量を軽く超えてしまい、冷却しつつ、書くではなく、どう削除するかを思案しています。
１２月に資産株（ア製薬）が急落、来年以降描いていた人生設計に赤信号が灯ったような状態です。そうであれば、薬剤師続けつつ通信で学部の考古学、というのが無難な選択になりますが、どう転ぶかわかりません。
新しい年は、雪消えを待って心残しつつ持ち越した戸隠高城、坂城、小県へ踏み歩こうと企んでいます。
皆様のご多幸を祈りつつ、年末のご挨拶とします。
新しい年もどうぞよろしくお願いします。
猪的習性は大好きです。
以下写真お楽しみ下さい。順不同の2018ダイジェストです。
悲願だった東濃中尾砦
陣屋敷砦Ａ
北信城ノ入城
戸隠
大築城
住んで（暮らして）みたい。
鬼ヶ城修行してみたい。
信濃先方衆と高城を目指す
小太郎さんも喜びに舞う
しかし、ていぴすさんが突端で進行不可能を確認
これは無理心を残し、退却。
柏鉢
遠江中村山砦徳川のラグーンを利用したの兵站補給を考える。
山麓の囲い込みと舟着きを考察しつつ、ハチに襲われる
同じく遠江滝境城遠江では、越後、信濃には無い茶畑に苦しめられた。
新潟には存在しない茶畑農家さんに親しくお話を聞かせていただいた。
まるで異国。
滝境の横堀勝頼劣性期の畝仕切り造作の在る横堀。
底に降りて観察したかったが、降りること能わず。
同じく遠江佐久城の馬出これも天正12～14年段階の徳川の馬出でいいのかな。
馬出もいいが、その馬出が守る主郭出入り口もいい
主郭出入口を側面から徳川の枡形。
主郭から猪鼻湖ウナギ食べれず…。
駿河尾沢渡城
勝頼期の馬出
三河遠江駿河では武田と徳川の城郭構造は類似と言うけれど、勝頼期と後の徳川段階、また設楽ヶ原戦以前の徳川では、私は違いがあると思う。
丸子城の馬出これは徳川と考える。
なぜかというと、馬出からの出入口に張出が見られるから左側が張出し、導線を当ている。
一筆書きの横堀も、徳川による遮断防御ラインで、高天神よりも深い武田構築ではないであろう。
横堀線に付随する半円形の一見丸馬出は加藤先生の論考（歴史読本２０１２年6月号）では攻撃用の堡塁丸子は8年振りの再訪。見えることが異なる。撮りまくっていたら、カメラが壊れた…。
坂城出浦城
千曲川から
林道仕様の愛馬が壊れて１２００ccのオンロードバイクで林道に乗り込む私は猪突猛進。
出浦城の横堀これは対徳川か。
矢立城小県は日帰りで幾度か奇襲。来年はじっくり。
作手和田城の横堀？作手訪問回数は計測不能。
原田先生には度々お世話になりました。ありがとうございました。
単郭の館に異様な構造
作手菅沼城の横堀異様が、鍵になると考えている。
また遠江火剣山砦から諏訪原城。