城址山砦
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190723/00/mei881246/52/c9/j/o0440029414510107417.jpg?caw=800)
東濃の砦、ネット初出を連発します。
中尾砦の南東約1km、木曽川からはやや奥まった位置にあるが、木曽川・寺田渡船場がよく見える山で、常視山とも書く。
荒牧川と茂立川に挟まれ、木曽川側本郷地区から後背の山中側に至る山道を押さえる。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190723/00/mei881246/ea/7e/j/o0440029414510107422.jpg?caw=800)
茂立川と現林道から
木曽川からは比高206mで、荒巻川、茂立川に挟まれ要害である。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190723/00/mei881246/69/4c/j/o0440029414510107429.jpg?caw=800)
しかし、後背山中側からは比高30mほどの小山で、同集落からは容易に近づくことができる。
ここhttps://yahoo.jp/tmiaiNから山道に入り鉄塔を目指す。(山道入口は個人宅のため写真掲載せず)
記事中、堀・郭名は宮坂武男(2015)『信濃をめぐる境目の山城と館 美濃・飛騨・三河・遠江編』、戎光祥出版に準拠し、測値も同書に拠る。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190723/00/mei881246/d6/54/j/o0440029414510107432.jpg?caw=800)
鉄塔の裏が堀切に守られた主郭
山道入って3分。
堀切
堀切の先は主郭
堀切に面して土塁状に高まるが、信濃で見るほどの高さではない。
堀底
郭の堀切面土塁状高まり
主郭から堀切を見下ろす
![イメージ 10](https://stat.ameba.jp/user_images/20190723/00/mei881246/56/3d/j/o0440029414510107457.jpg?caw=800)
高まりから主郭
18×11m。
木が邪魔。
中ほどから主郭北部(木曽川方向)
段々に郭2、3と配される。
左(西)からスロープ状に接続か。
北一段下に郭2
6×10m
スロープ状通路か
郭2から主郭
郭3
4×11m。
郭3から主郭方向
東側に帯郭。
こちらが通路か
![イメージ 16](https://stat.ameba.jp/user_images/20190723/00/mei881246/c9/ed/j/o0440029414510107485.jpg?caw=800)
郭3の北
さらに五段の削平あり
格好の物見であったと思うが、木で木曽川は写真写らず
茂立川の音がいい。
昨年来、岩に魅かれてしまう
主郭方向
西斜面は急壁
岩が素敵
4段目から5段目
その先
木曽川は見えているが、雑木で良く映らず
木曽川対岸に猪狩山城
参考文献 宮坂武男(2015)『信濃をめぐる境目の山城と館 美濃・飛騨・三河・遠江編』、戎光祥出版、p73