この連休は娘の友達が泊まりに来るということで「お父さん、どっか行って」と言われ、降雪前、今年最後となりそうなバイク一泊修学旅行に行くことができました。
一日目、まず上信越道ー長野道ー中央道で愛知県へ遠征
市場城
石垣がうりのようです
見学している人も多く、人に出くわすことなどない信濃の国の山城を歩く装備でうろつく私は、さぞ変なやつと映ったことでしょう。
スカートの女性が彼氏に「この城、攻め落とすのたいへんそうじゃね」と話しかけているのが聞こえ、おそるべし愛知県と、恐れ入ってしまいました。
習性で…。
こんなとこ見なくてもよさそうですが。
堀M(愛知の山城を歩く)と土橋
槙本城
愛知の城というより、佐伯さんの城って感じでした。
愛知県まで行って藪中の佐伯ルートを踏みしめなくても…。
回り込みを阻止する竪土塁
下方は竪堀
鞍部の街道を扼す
勝頼が設楽ヶ原からのがれてきた武節城
このへんは大学時代にバイクで走りまわっていた
飯田まで153号線北上し、飯田シルクホテルに泊。
いままで安いホテルから高級なホテルや温泉まで随分と泊りましたが、これほど快適なホテルはそうありません。
二日目
朝、一時間半ほどホテルで試験勉強して0800ホテル発、中央道ー長野道ー上信越道で帰りがてら、飯山周辺を引っ掛ける。
綱切橋・中央橋・飯山城の位置を確認して、木島平村の平沢城へ。予定では平沢城、岩井城、北条城、上境城の計画でしたが、平沢城へのアプローチを間違えて、違う山へ入山し時間をロス。
期待に胸膨らませ踏み込んだ山
あの上には平沢城が!と勝手な妄想。
狂ってます。
苦闘の末に尾根上にあがり、標高800m付近を徘徊。
竪堀らしき地形に嬉々とするが、宮坂図のような遺構は他に見当たらず、間違いと知る。
心と体の消耗もあったが、再訪を期し、せめて登り口だけでも確認しておこうと平沢集落を探索。
教えていただきました、林道入口。
しかしその林道も途中で馬進まず(帰り二度落馬しました)。
しかし、ここを進めば平沢城の南崖下にまで到達できる。
闘志が湧きたち、今日決行。
途中で馬を降り、林道終点まで徒歩で到達。
さっきとそう変わらない…
しかしこの上に必ずある。
ありました平沢城
飯山城は武田に圧迫されていたが、武田も上杉に備えていた。、これぞ武田が上杉に備えた城。
北(上杉)側
堀底ルートに横堀に城戸
いずれ記事で紹介します。
横堀
屈曲ルート下の桝形を固める石塁
記事作成は29日試験のため、その後になります。
しかし記事が長野県ばかりになっていて、他県も書きたいので平沢城記事紹介いつになるかわかりません。
鴨ヶ岳城、鎌ヶ岳城、夜交のまとめは、明日24日に投稿になります。
安源寺城
山中徘徊の時間ロスもあり、二日目は平沢城、安源寺城のみになりました。
安源寺城堀ア
郭1への導線
歩けません。
郭1内
安源寺城が藪だとは思ってもみませんでした。
郭1西下の横堀と塁線
郭6から堀ス・郭1北塁線
帰路、箱山城・鴨ヶ岳城・鎌ヶ岳城・間山。
午前中の苦難はもうありません。
ぽんぽこの湯が恋しくなりましたが、信濃町から妙高あたりで湯冷めしてしまいますので、また車で来ます。
降雪までの今このわずかな期間、北信は旬です。
充実の二日間でした。