193塩田城(長野県駒ケ根市東伊那塩田) | えいきの修学旅行(令和編)

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藤沢城につづいて、伊那の小気味いいお城をもう一つ。

 

塩田城

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 塩田城は、駒ケ根市火山から火山峠を越え伊那富県(一夜の城周辺)ー高遠へ通じる高遠往還を押える小山に、塩田川を堀として築かれている。
 写真は北西から見ています。
 山頂主郭を土塁で囲い、前後の尾根となる北東(左)、南西(右)の尾根に堀切を設け前後を守っている。西斜面(手前)には横堀と竪堀を組み合わた普請を施してある。
 
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登り口
尾根を登ると南西の尾根伝いに大手、左斜め上に進む物資の搬送搬入路と思われる搦手。
 
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搦手道
左斜め緩い傾斜に進む。
物資の搬送搬入路と思われる。その先、竪堀イ直下、水の手に至る。
 
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竪堀イ(右斜め上)直下、水の手
後ほど竪堀イ上から降りてきます。
登り口に戻り、南西尾根大手から塩田城へ。
 
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南西尾根へ登ります
この手前、石仏のある小平場があるのですが、民家の石仏かもしれず、掲載しません。
 
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南西と南からの登路が合流する平場
この尾根伝いが大手筋であろう。
さらに奥、南西尾根へ登ります。
 
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南西尾根
二重堀切ア
 
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尾根上
堀切イが左右に竪堀となって降り下りる。
尾根上は土橋となり主郭方向へ接続する。
 
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土橋
 
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土橋 
斜めから
堀切イは竪堀となって降り落ちる。
左側は、先の水の手直上に向かって降り落ちる。
途中横堀ケと組み合わさった構造となり、上の腰郭と迎撃段を布く。
 
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土橋右側 
 
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土橋左側、イは竪堀となり水の手上へ降り落ちる途中、横堀ケと組み合わさる。
横堀ケは南を竪堀となったイ、北を竪堀クと組み合わさっている。
 
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線なし
 
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イを降りて行くと、先の水の手
 
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横堀ケの北は、竪堀クと組み合わさる
 
土橋に戻ります。

 


 

 
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土橋から主郭への登路
 
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横堀ケの上にもう一段腰郭があり、迎撃段を布いている。
 西斜面に重厚な普請となっている。
 
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東斜面は、特に普請はないようだ
 
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主郭へ
南西虎口
 
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塩田城主郭
祠があり、土塁が囲郭する。
奥、右端に北東虎口 その2で。
 
参考文献 宮坂武男著 信濃の山城と館5