小島城遠景
小島城は姉小路三家の嫡流小島家の居城で、北の高原郷の江馬氏、南の三木氏の間にあったが、姉小路三家の古川家をのっとり姉小路を称した三木氏寄りであったようで、三木氏が江馬氏を破った天正１０年の八日町合戦では三木氏方として戦い、高原諏訪城にまで攻め込んでいる。
天正１３年、金森軍の飛騨侵攻により、小島城は落城し小島家は滅亡する。
背後から林道が通り、主要部近くに駐車場があります。
しかし、林道、崩落個所や崖際で道幅が狭い箇所があり、大きい乗用車は避けた方が無難と思います。
いきなり説明版の裏に畝状空堀があります。
現地説明版に佐伯哲也作図「岐阜県中世城館跡総合調査報告書」記載の英数字を記入
山上主要部から降りる虎口は枡形で、前面には石垣が残ります。
中央やや右、高台が櫓台Ａです。
Ｊ郭
山上主要部奥が①郭
左手前に櫓台Ａ
櫓台Ａ
櫓台Ａうえ
櫓台Ａうえから南面
櫓台Ａうえから西 山上主要部
あずまやが建つのが①郭
①郭
西に降ります
降りた先に、桝形虎口が構えられています。
Ｃ部西端
北（左）に向いて桝形虎口が開いている
ぐおーっと
左に出て右に折れ、西端下をまわり込み、尾根伝いに降りる。
桝形を出て右に折れ
石垣のある尾根線で左に折れ
尾根伝いに②郭へ繋がる
このように美しい石垣が
この桝形虎口と石垣は、小島時代ではなく、金森氏による改修かもしれません。
あまりに美しいのでもう一枚
②郭方向へ
前要害という捉え方でよいと思います。
いまほどのＣ部を見上げるとこう
前要害
土塁と左右に竪堀
土塁先、細長く高く伸びる
土塁というより櫓台か
②郭
②郭西端
尾根は段々に小削平地と切岸が連なります。
連なる、切岸、小削平地、切岸、そして城域西端と思われる堀切
城域西端であろう、堀切
参考文献 岐阜の山城ベスト５０を歩く