その２では、北と南の尾根を辿ります。
二郭北部からみる三重堀切
遮断されていますが、とうぜん私達は行きます。
なべさん、まことさん、馬念さん。
お城がとても好きな方々です。
側面から
壮大な、いや荘厳な…。
私も、まことさんのようにあそこに立って写真を撮られてみたい。
落ち葉に膝まで埋まりながら、二重目の堀底で写真をとるなべさん。
さらに埋土もあるでしょうから、堀切の凄まじさが想像できよう。
三重の先、削平地があります。
そこから三重堀切
思わず「おぉー！」と驚嘆しましたが、当時の兵は、鑑賞していたわけではないでしょう。
削平地の先、もう一本堀切と削平地があります。
さらにその先にもう一本。
このように北尾根は、五重の堀切で厳重に遮断されています。
よほどこの方面を警戒していたのでしょう。
では主郭へ戻り、南の尾根へ向かいます
北からみた鳥屋城主郭
主郭南虎口と二郭虎口
主郭ー二郭、二郭ー三郭と、枡形を重ねたなかなか厳重な虎口
東端を土橋状に三郭へ繋がります
三郭からみる
三郭南端は二重堀切
北尾根ほど壮大ではないが、じゅうぶん険しい。
が、北とは違い、険しいながらも道はつながっているようだ。
もちろん、行きます、私達。
二重目
その先、南尾根
二重堀切を振り返る
岩の切岸、堀切を連ね、険しくはあるが道は繋がっている。
この先も、岩の切岸
おぅ。
降りた先に堀切
振り返る
さらに岩の切岸
写真、見にくいですが、馬念さんの手前、岩の切岸です。
このような
その先に、土塁を二重に連ねた虎口
があり、ここが南端の城戸口でしょうか。
馬念さん達の向こうにも土塁があります。
鳥屋城、馬念さんがＡ級と認めるだけあって、なかなか見応えのある素晴らしいお城でした。
道も整備され、歩きやすいです。登山道の尾根には虎ロープが張ってあり、それがまた登るときは摑まって手助けになり、降りるときはＧがかかる側に支えるように張ってあり、地元の整備された方々の心遣いを感じました。
ぜひ、訪れてみてください。
参考文献 宮坂武男著 信濃の山城と館３ 登り口掲示「らんまる攻城戦記」