鳥屋城遠景
上田市腰越区 樽沢山と小屋坂の多年寺山との境
城歴はよくわかっていないが、安曇野、諏訪から、佐久・小県に出る街道を押える位置にあり、上田原・砥石崩れと敗北を喫しつつも小県へと侵出を計る武田晴信が、小笠原や村上勢の反攻に備えて取り立てた武田の戦時要塞ではないかと私は思う。
位置、ここhttp://yahoo.jp/2TkcQK。
登り口には、「らんまる攻城戦記」による縄張図、説明が掲示され、途中には鳥屋城→という標柱、鳥屋城の旗、が立ち、登山道が整備されています。
鳥屋城の旗、写真右にトイレもある。
15分ほどで鞍部に到達
鞍部の木陰で雨を避けつつ、眺望を楽しむ
鞍部から鳥屋城方向
この尾根伝いのルートが大手でしょう。
城域が迫ってきます
岩の切岸うえ、大手を見張る郭があります。
その見張り郭
そこから鳥屋城主要部をみる
三段の迎撃用と思われる帯郭のうえに二郭、其の上に主郭が構える
数段の帯郭をかすめて
そう、なにやら墓標のような石組が…
二郭へ
二郭はコの字状に西南北と主郭を囲います。
こちらは西面
左
右
登り口に掲示されてあった「らんまる攻城戦記」の縄張図です。
図下の尾根伝いから、白矢印地点で二郭に入りました。
東面は崖
北尾根は壮大な三重堀切、その先にさらに2本の堀切で遮断しています。こちらが敵地方向でしょうか。
南尾根も道が繋がりますが、堀切と切岸で入念に守られています。
登ってきた西の尾根の写真
二郭南
南の虎口から主郭へ入ります
南虎口から主郭
鳥屋城主郭
東面は崖
主郭北虎口
こちらにも虎口があり、虎口の先は二郭の北部 その先には三重堀切が北尾根を遮断します。
二郭の北部
その先の三重堀切
その2では、この壮大な三重堀切と、その先の2本の堀切で遮断された北尾根、それから南尾根を紹介します。
参考文献 宮坂武男著 信濃の山城と館3 登り口掲示「らんまる攻城戦記」