古山城全景
大日方氏の本城であったと思われる。
下末の根古屋館が奥まった隠れるような地にあるのに対し、この古山城は東は仙見城を経て安曇野北部仁科領へ、西は善光寺平へ、南は牧之島城香西氏領へ、北は鬼無里から戸隠へと繋がる要衝を扼す地にある。地図http://yahoo.jp/WLinN8中心点付近から林道が古山城へと登る
現地設置の宮坂武男先生の絵に説明用に書き込んであります。
絵の右はしから、貯水池へ登り道があります。
私的な見所
○4郭から3郭への3折れの道
折れて登りくる敵の頭上に3郭から攻撃できる
○主郭西の二重堀切 北端に土橋もしくは木橋の橋台痕跡がある
舗装林道から、貯水池、古山神社を経て主郭へ道があります。
門柱の先、古山神社のある郭6が見てきます
郭6手前に一段低く祠のある削平地があります
郭6一段下、祠のある削平地
そこから郭6隅を見上げる
私はここから郭6へあがりました。
郭6 古山神社
写真左上隅に未舗装林道がとおっています
林道をおりていきます
降りると鞍部の先が郭5
郭6-郭5鞍部
この先が主要部と思われます。
振り返り、郭6西面を見る
削ぎ立っています。
郭5から主要部
中段は郭4
道は右から周り登ります
郭4
緑…。
郭4から3郭、主郭を見上げる
緑…、ですが
きれいな3折れで主郭へ向かいます。
線なしもどうぞ
2折れの上、郭3
郭3から折れ道をみる
折れながら登りくる敵を頭上から攻撃
3折れで主郭へ
右上が主郭
主郭虎口
古山城主郭
大日方氏は、武田抗戦を主張する宗主金吾介直経を誅し、一族内の方針を統一したうえで武田に帰属した。後、金吾善神の法塔を建て冥福を祈った。
直経の死は、天文21年7月26日と伝わる。
主郭北の崖
削ぎ立っています。
主郭西
二重堀切の向こうに郭2
主郭北西隅に虎口があり、二重堀切北端に降りることができます
二重堀切北端
しきい部に木橋が架かっていたのではないでしょうか
参考文献 宮坂武男 図説山城探訪 小川村史