21 効果を実証 〜足首の捻挫の痛みを忘れていた〜 | 分子栄養学のススメ

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分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。

 今週は、スカベンジャー(電子ドロボー=活性酸素をしまつしてくれる掃除屋)のご利益を一席。

 ボクは勉強会をもっている。自宅のやつは『偶然と必然』の講義でオープンだ。だれがきたって歓迎する。学士会館(東京)のやつはオープンじゃない。

 昨年のある日の朝、学士会館へいくために門をでた。そのとたんに階段をふみはずして足首をひねった。ギクッときた。

 門の扉がくさってあぶなくなったので、前の日にアルミの門にとりかえたのがまずかった。扉の位置がかわったし、またぐこともいらなくなった。かってがちがったせいで、ヘマがおきたんだ。

 ボクは、朝食にスカベンジャーもやっている。だから平気でタクシーにのりこんだ。

 十時から十二時までが勉強の時間だ。なにをやったかおぼえていないが、どうせ健康か栄養のことなんだ。クローンだの散逸構造だのいうようなシャレたことをやるはずがない。

 会議室へ料理をはこんでもらって昼食をとって、かいさんした。ボクは娘と札幌からきたS君といっしょにタクシーで家にかえった。

 そのあとはたぶんS君の質問にこたえて時をすごしたのだろう。S君は質問魔なのだ。それだけ熱心だ。かれはその夜はボクの家にとまることになっていた。夕食をやらなければならん。

 夕食はYというそば屋でやることになった。S君をくわえて娘一家と車にのりこんだ。こんどはぶじに門を通過した。

 Yについて車をおりるとき異変がおきた。右足首がいたいんだ。柱につかまって足をひきずりながらざしきにすわった。

 かえりの車にたどりつくまで、ボクはS君の肩に手をかけていた。かかとを下につけるととびあがるほどいたいんだ。

 家についてからはますますひどい。ふろをやめて、げんかんからベッドに直行だ。こうなっては一人前のけが人だ。

 ボクはスカベンジャーをのんでねてしまった。八時までぐらいだったろう。

 よく朝、ボクはいつものとおりベッドをおりた。足の痛みはこれっぱかしもない。まったくふつうに歩けるんだ。捻挫の自覚は一時間ほどですんだってことだ。

 この経験からぼくのスカベンジャーの有動時間を十時間ほどとみつもった。

 

 

本原稿は、1994年6月3日に産経新聞に連載された、三石巌が書き下ろした文章です。