医療検査技術が進歩すればするほど、病気の発見が上手になります。
わずかな異常をみつけて、早期発見、早期発見とさわぐことになりかねません。
イギリスのガン学者ケーンズは、「精密な検査を全身におこなえば、すべての人が中年までにいくつかの増殖性・侵襲性のガン病巣をもっていることが発見されるだろう」と記しています。
このインフォーメーションの読者の大部分は、いくつかのガンに侵されているという驚くべき事実があるのです。
医療検査技術が十分に進歩すれば、われわれは一人残らず早期ガン患者に仕立てられることを免かれないのです。
このとき早期発見に満足した医師は、放射線照射・制ガン剤投与、あるいは手術などの対応策をとるでしょうか。
それとも、もう少しようすを見るというでしょうか。
つづく・・・