セミナー内容 DHA・EPAと脳、神経精神に関して | 分子栄養学のススメ

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分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。



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今週の水曜日のセミナーの内容です。



メグビーでは、やはりタンパク質・ビタミン・抗酸化物質がメインというイメージがあるため

なかなかn3系脂肪酸までには目がいかない・・・という現状もありましたので、

今回のセミナーがすごくためになりました。



n3系脂肪酸(EPA/DHA)は

今年の4月に発表された食品の機能性評価(DHAやEPA、ラクトフェリン、グルコサミンなど機能性成分11種類の健康効結果)でA評価をももらっていました。


健康効果としては

心血管疾患リスク低減

血中中性脂肪低下作用

関節リュウマチ症状緩和

A評価でした!!


すごいですね^^


確実に医療現場などでも利用頻度が増えてくるでしょうね。




今回のセミナーは、神経精神との関係でしたので


うつやPTSD、不安行動などが取り上げられていましたびっくり




PTSDへの影響は、

n3系脂肪酸を摂取することで恐怖記憶を記憶しておく器官、海馬→大脳新皮質の移行時間を早めることが期待できるようです。

恐怖記憶が海馬で止まっていると、PTSDのレベルも高くなりやすく、海馬から大脳新皮質へスムーズに代謝できれば傷害を最小限に抑えられます。

特にここで有効なのがDHAです。

DHAは、海馬の神経新生を活性化させることで、恐怖記憶の海馬依存的期間を短くします。

簡単にいえば、神経がきちんと作り変えることができれば、トラウマも感じにくくなるということなのです。


しかし、この結果は、女性のみの効果であり、男性では無効でありました。

詳しくは分かっていませんが、どうも女性ホルモンの影響が考えられるとのことでした。




うつへの影響はEPAが断然のようです。

詳しい関係性は明確ではないようですが、自律神経の関与やセロトニンやノルアドレナリンなどに影響しているのでは?と行っていました。



不安行動については、DHAの不足(欠乏状態)によって見られることが確認されているとのことでした。

1世代目のマウスにDHAが欠乏した飼料を与えても、母体からもらったDHAがある程度存在するので、完全なDHA欠乏マウスではないとのことから、代々に渉ってDHA欠乏飼料を与えたマウスを飼育し研究していました。

世代ごとにDHAの欠乏状態が高くなり、それに伴って集中力、学習能力、空間認知能力が低下することが認められていました。



3名の講師の先生のお話を聴きましたが、

n3系脂肪酸の摂取によって、PTSDが治る、うつが治る、不安行動やAD/HD児が治るということではなく、

これらが不足することによって機能が正常に果せなくなり

症状を強くするので、

しっかり摂って機能を正常に働かせましょう!!!


というものでした。



確かに、

メグビーが勧めている栄養素もそうですよね!



病気を治すものではなく、

身体本来の機能を正常に働かせることで症状を抑える、良くするというものですよね^^



現代の若者は、魚を食べる頻度が減っているようです魚

週に1、2回だそうです・・・



単身者の私もその傾向ありですsei





健康効果の高いEPA、DHA!!!!


これからも注目されていくことでしょ~。




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お疲れ様でした。