肥満を弱点とする人たちは、あちらからもこちらからもつけこまれます。
そういう人たちに、栄養に関する無知という弱点があれば、なおさらです。
S女史にいわせれば、米の飯を腹一杯たべることが、肥満解消の道だそうです。
これには理論的根拠があるとは思えませんが、方法が簡単明瞭であるために、多くの人にアピールしました。
このなかにはドクターもいるそうですが、その人たちが、例外なしに、栄養に関する無知という弱点をつかれたことだけは確かです。
S女史も本心からそう思っているとすれば、彼女にも同じ弱点があったはずで、そこには、無知と無知との前近代的な関係が成立したことになります。
それは、くらやみの真剣勝負みたいなもので共倒れが約束されている、と私は考えます。
つづく・・・