マイコプラズマ肺炎への予防対策 | 分子栄養学のススメ

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分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。



一般的には、ワクチンなどもないため、感染しないように


『うがい・手洗いマスク・感染者とは接触しない』


などが予防法になります。



しかし、もっと基本的な対策は、

私たちが備え持つ病原体を排出する機構を強化し正常に働かせることです!!

病原体(インフルエンザウイルスやマイコプラズマなど)は、

常に私たちの体内に入ってきていますが、

それでも毎日感染していないのは、

その都度自分自身の免疫機能や身体の機能が働き、病原体を退治してくれているからなのです♪


よく風邪をひく人と

引かない人の差は、

この機能が正常に働けているかいないかということなのですね~



ですので、病原体の感染を防止するということは

これらの機能を正常に働かせるということ。

になりますはい


そこで、メグビーでは、

上記の予防法にプラスして感染しないために

■身体の防御力強化(免疫の強化、肺・気管支の強化)

■感染してからの炎症の防止

などを対策としています。


●免疫機能の強化

免疫機能の強化には、良質タンパク、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラル(亜鉛、鉄、銅、ヨード)などの栄養素が必要です。

その他、免疫を低下させる要素として、加齢・ストレス・疲労・冷えなどがあげられます。

さらに、腸内環境を整えておくことも免疫機能を維持するために必要です。

これらの影響による対策も加えながら、身体が必要とする栄養素に不足がおきないよう、常に栄養条件を高めておくことが重要になります。

●肺や気管支の強化

肺炎に感染した際に、肺が弱っていると、症状の悪化や慢性化に繋がりやすい他、合併症までも引き起こしやすくなってしまいます。

肺(肺胞)や気管支には、毎分1リットルほどの空気が出入りしており、常に病原体(ウイルスや細菌)にされられています。

そのため、肺や気管支は高い免疫機能を備え持ち、さらに気管支は多数の繊毛の生えた粘膜で覆われています。

繊毛は、モップのような働きをしており、空気とともに入ってきた病原体は粘膜から分泌される粘液(ねばねばした液体)に絡め取られ、さらに絡め取った物質を繊毛が口の方へ運び体外へ排出しています。

この繊毛は良質タンパクで合成されるため、良質タンパクの不足は、繊毛機能の低下=防御機能の低下を引き起こします。

さらに、繊毛の土台である粘膜の合成や粘液の分泌を正常に保つためには良質タンパク、ビタミンAも重要だと言えます。

さらに気管支の先には空気を含む細かい袋である肺胞があります。

肺胞には、常にマクロファージ(免疫能)が待機しており、気管支のバリアーを潜り抜けてきた病原体を食べる(食作用)ことにより感染を防いでいます。

肺胞は良質タンパク、ビタミンB群(特にエラスチン合成に必要なビタミンB6)、ビタミンC、レシチンを主に構成されています。

肺の機能が強化され正常に働くことは、外から入ってくる病原体に対する防御力がアップすることにも繋がります。

●感染してしまった場合の対策

感染後は抗生物質(マクロライド系)の服用が一般的ですが、病原体を除去するまでには時間が掛かりそれにより肺の炎症は進行してしまいます。

特に最近の病原体は抗生物質が効かないようなので、その間の対策が重要になります。

炎症の進行は、肺の正常な細胞に傷害を与えてしまい、その結果肺炎の悪化さらに合併症(脳炎や骨髄炎)の併発などのリスクを伴う恐れもあります。

そこで、薬の服用とともに肺の保護・強化(上記参照)、炎症対策を併用していくことが重要です。

炎症対策には、ビタミンC、ビタミンE、植物ポリフェノール、ベータカロチンなどの抗酸化物質を摂取し炎症を抑えることで、肺や気管支細胞の保護や、症状の重要化防止にも繋がります。



マイコプラズマは、細菌やウイルスともに異なる部分があり特徴的な病原体です。


感染してから発症するまでに潜伏期間が2~3週間と長いことからも発見が遅く感染の拡大に繋がりやすいのかもしれません。


今回、マイコプラズマ肺炎についてお話ししてきましたが、

今回の対策はどのような感染症(風邪、インフルエンザ、食中毒)に対しても当てはまることだとなのですよハート水色



最初にもお話したように

常日頃から、病原体との接触はありますので、

身体の機能を正常に働らかせて、免疫の強化と身体の防御力の保持が備わっていれば感染は防げるものだと思いますsei



しかし、体質、加齢に伴う機能の低下、過度な疲労やストレス、季節的影響(乾燥、気温)など、生活をしていく上でさまざまなリスクが飛び交っています


そのためにも、日頃から健康自主管理を強化し、さらにその日その時に合わせたプラスαが必要だと思います。

特に今回は、抗生物質が効かない特別変異を起こした病原体です。

今回もそうですし近年耐性菌なども話題になっているように、

やはり最終的には自分自身の免疫力が頼りになるのではないでしょうか!?



是非、日々の健康自主管理を継続させていきましょう(・∀・)きらきら