梅雨はいつ終わるのでしょうか・・・
この湿度にこの気温
猛暑が来る前に
すでに倒れそうです
この時期は、冷たいそばやそうめんなどを欲します。
そして冷えたジュースやビールがおいしい!!
おやつには、アイスやヨーグルト
ほてった身体に冷たい食品がしみわたった瞬間
最高ですよね!!
しかし、暑いからといって冷たいものばかりを摂取していると、
栄養素の不足はもちろん
冷えにより胃腸の機能が低下しやすくなってしまうのです
胃や腸は、摂取した栄養素を
消化→吸収→調節→排出
する器官です。
この機能が低下するということは
身体にとって大打撃
胃腸が弱い方の特徴は
食事を食べてももたれるので、量は少なく食べられる食品が限られます(油っぽいものはNG)。
さらに、下痢や便秘をくり返す方も多くみられます。
この状態が続くと・・・
胃腸が弱い
↓
食事量を減らす、食べられるものだけを食べる
↓
栄養素の不足
↓
胃腸組織や消化酵素の合成材料不足
(タンパク質、ビタミンA、亜鉛、鉄、レシチン)
↓
エネルギー不足
↓
より機能が低下し
少し食べただけで胃もたれ、下痢などを引き起こす
↓
さらに食事量の減少
食べられる食品の減少・・・
という具合で悪循環が生じます。
下痢や便秘を合併していると
この状態は余計に加速しますよね
さらに胃で吸収しやすい形になる鉄やビタミンB12の吸収は低下し
貧血も起こしやすくなるのです
なんとも恐ろしい!!!
しかし、このような人
たっくさんいます。
特に長年厳格な玄米菜食をされていた方。
気付いた頃には、身体がボロボロ・・・というケースも本当によくあります。
ただ、胃腸が弱い方が食事が摂れないという気持ちもよくわかります
もたれ、むかつき、吐き気、痛みなど、辛いですよね。
この状況がなぜ起こるかというと
胃や腸は、食物を消化するために強酸な消化液を分泌しています!
しかし、この消化液が自分(胃や腸自体が)を消化してしまったら元も子もないですよね。。
そのため、自己消化しないように、粘膜や粘液で自分自身を守っているのです。
粘膜・粘液は防御因子ということですね
この消化液と防御因子のバランスが乱れることで
不調が起こりやすくなります。
ということは、
防御因子を強化することで不快な症状が回避できることになりますよね!!!!
粘膜や粘液は、ムチンという成分で長いもなどのねばねばした成分と同じようなものです。
ムチンは、糖とタンパク質が結合したもので、この結合にはビタミンAが必要になります。
そのことから、タンパク質・ビタミンAの摂取が重要である!!!
ということになりますね。
さらに、出来た粘膜に粘液を定着させるのがレシチンの役割です
その他、ビタミンB群、ビタミンC、亜鉛、鉄なども補助材料として必要です。
これらの栄養素は、防御因子の材料になる以外に
・エネルギー産生
・消化酵素の生成
・傷ついた組織の修復
にも役立ちますのよ
これが栄養素のいいところなんです!!
薬だと働きが一方向(痛みをとったり、熱を下げたり)なのに対し
栄養素は身体全身で働けます♪
胃腸のために!と思って摂っていたら
いつの間にか全身の調整になっているということなんです(・∀・)
胃腸の弱っている方!!!
不調になるから食べないのではなく
負担のない量からで大丈夫なので、ぜひ必要な栄養素の摂取を続けてみてください。
徐々に摂れる量も増えてきますよ^^
特に卵がお勧めです
良質タンパク、ビタミンA、B2、鉄、亜鉛が一気に摂れますよ!
そして、冷たいものばかり食べているあなた!!!
胃腸機能の低下は、悪循環ばかりです。
これからくる夏を乗り越えるためにも
冷たいものはほどほどにして
胃腸の保護と
胃腸の強化をしておくことをオススメします