こんばんは、ココアこと田中貴子です。

 

 

6月18・19日の大阪泊の旅日記も、まだ完結していなかったので、続きを書きますね。

18日:大阪 

 

 

翌日19日は、醍醐寺の桜を一緒に回ったMさんと、再会の喜びを交わしながら、奈良・斑鳩方面へ行きました。

 

 

斑鳩の里といえば、まず日本最初の世界文化遺産でもある法隆寺です。

 

 

聖徳太子が建立した寺院として1400年の時を越えて受け継がれ、世界最古の木造建築と知られています。

 

 

境内の拝観は、五重塔や金堂を中心とする西院伽藍、仏像や宝物が安置される大宝蔵院、夢殿を中心とする東伽藍に分けられ、飛鳥時代を始めとする建築や宝物が多く伝えられています。

 

 

教科書には必ず載るお寺にもかかわらず、京都・奈良の修学旅行中に台風に見舞われため、奈良は行かれなかった私。

 

 

ようやくのご対面は、想像を超えるスケール感でした。

 

 

法隆寺駅からも歩けますが、車の多い県道を進むので、まだかと不安に感じるかもしれません(徒歩20分)

 

 

一般的にはバスで観光案内所もある、「法隆寺参道前」バス停から、松並木の参道を行きます。

 

 

いよいよ中門に差し掛かると、左手に五重塔が重なり合って見えて、来た来た~とテンションが上がります。

 

 

駅から2人お喋りしながら、ようやく到着だったので、すでに汗かいてる~。

 

ようこそ!と出迎えてくれたような、不思議なパワーが写真にふわふわ漂っていました。

 


大きくそびえたつ五重塔には、古から守り続けてきた荘厳さと、奇跡のような匠の技にくらくらしそうになります。

 

 

真下まで近づくと、圧巻です。

 

直感に委ねるように、さらりと回るには、もったいないような気持ちになっていたところ・・・

 

 

ボランティアで境内をガイドされてる方に偶然お会いできた幸運にめぐり合いました。

 

 

丁寧に解説をうかがっては感心したり、ここからの角度が撮影のベストポジションですよと教えてくださったり。

 

 

大人の修学旅行といった風情になっていきました。

 

 

曇り空にときどき晴れが見えるお天気でしたが、悠久のときを越えて、境内全体を護っているような穏やかなパワーもずっとそばにいてくれたかのような清々しい気持ちでした。

 

 

金堂では、飛鳥時代特有の面長な笑みをたたえた仏像さまに会えます。

修学旅行の学生さん達にも、何度となく遭遇しましたが、ベテランガイドさんは上手に団体さんとの線引きをされるので、とってもスムーズでした。

 

大講堂から、絶好の伽藍配置ショットですよと勧められて、パシャリ!

 

 

右に五重塔、左に金堂、真ん中に中門があり、西院伽藍が見渡せます。

 

東西に回廊がのびていて、涼しげです。

鮮やかな緑がキラキラ射しこむのも、ホッとしますね。

 

 

 

 

鏡池のそばに、『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』の正岡子規の俳句碑があります。

 

悪夢をいい夢に代えてくれるという夢違観音や玉虫厨子などが大切に置かれてる大宝蔵院の片隅からも、五重塔が見えます。

 

 

すっと背の高い八頭身の百済観音像も必見です。

 

 

途中、境内に設けられた冷房の効いた休憩所(トイレも隣にあり)で、クールダウンできて、生き返りました(笑)

 

東院伽藍にある夢殿

 

 

本尊さまは、春と秋の特別拝観期間のみになります。

 

ここまで来たのなら、中宮寺入り口はすぐです。

 

 

中宮寺は、聖徳太子の御母・穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の御願によって、太子の宮居斑鳩宮を中心にして、西の法隆寺と対照的な位置に創建された寺なのだそうです。

 

 

今の場所に移ってから、優美な尼門跡寺院となりました。

 

ここはアルカイックスマイル(古典的な微笑み)を浮かべる、本尊菩薩半跏像が有名です。

 

 

飛鳥時代の最高傑作にして、エジプトのスフィンクス、レオナルドダヴィンチのモナ・リザと並んで「世界の3つの微笑み像」とも呼ばれているとか。

 

 

うっかりこのポーズを取ろうとも、ひじは足には届きませんよ(笑)とガイドさんの弁。

 

 

皆でそうかしら?とちょっと試そうにも、手足の長さが・・・です。

 

 

わずかに頬をなでるような風を感じながら、正面・右から・左からと、角度を変えて、ゆっくり拝見することができました。

 

 

あなたはどちらがお好みですか?

 

 

またそれぞれに何を感じましたか?

 

 

右からの角度は、しみじみと静かに、うんうんと頷きながら、慈愛をこめて聴いてくださるようなお姿を感じました。

 

 

左からは、いずれ道は開けてくるわよと、応援してくれるような温かな微笑みをいただいた気分に。



「かつてこの像を前にして、涙をはらはらこぼした思い出があるの」と、仏像好きな友だちが教えてくれたのも耳に残っていて、会いに来たのですが、心が本当に洗われました。

 

 

春の奈良に続いて、再びの寺社めぐりも心豊かな時間でした。

 

 

途方もない長い年月を見つめてきたであろう建物や仏像を目にすると、作った人々、崇めて大切に護ってきた人々、心癒された過去の人々の想いを馳せてしまいます。

 

 

これからが少しでもいい世の中になるように、幸せに暮らせるように。

 

 

そうやって守り続けて、繋いでくれたから、今がちゃんとあるんだな。

 

 

変わらない、揺らがないモノを見てると、ちょっとやそっとのことでは、壊れたりしないよと思えてきます。

 

 

ちっぽけだろうと、私たちが生きてくなかで希望や愛情があるから、面白いことが始まっていくのよね。

 

 

全てを回りきった後、お腹を満たすべく、導かれたお店「Cafe こもど」さんにて。

 

 

ヘルシーながら、ボリューミーな斑鳩名物「竜田揚げランチ」を食べて、2人元気復活!

 

 

遊び心いっぱいの雑貨にも癒されました~。

 


 

読んでくださって、ありがとう。

 

 

 


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