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✈  「儚い芸術」の尊さ

 

 

植物を育てる。

動物や昆虫が喜ぶ環境を創ること、

私たちが住む地球にも優しい。

 

お花を生ける。

わざわざお花を切って生けることに

どういう意味があるのだろう。

 

自然をデザインし、植物の美しさを

表現する。生きている植物を扱うので、

いつまでも新鮮な状態ではなく、

いづれは枯れてしまいます。そういう

ところも含めて、芸術なのですね。

 

生けられたお花を楽しめる時間は

限られています。いまここの美しさ

を表現します。自然の一部を表現

したり、人の手を加えてデザインした

美しさを表現することもあります。

 

植物の中には、水の中で根を張り

逞しく育っていくこともあります。

綺麗に枯れることもあるし、腐って

しまうこともあります。

 

根が張った元気な植物を土に還して

育てます。それらが美しい花を

咲かせると、嬉しくなって、誰かと

共有したくなります。循環する。

 

儚く消えていく芸術、時間を費やし

ケアして創ったものは長く続かずに

終わってしまいます。

 

創造されたものに惹かれ、一瞬の

輝きを鑑賞し、感動する。

尊いです。

 

お花を生けることで得られることは

たくさんあります。ただ切られた花を

飾るだけではなく、ケアする心が育ち

自然の叡智に気付かされ、哲学を学び

ます。死生観を育み、人生について

深く向き合う機会にもなります。

 

 

✿ ✿ ✿  

 

 

「消えさる芸術」

お花を生けることだけでなく、

料理や花火など、いろいろありますね。

 

たくさんの時間をかけて創造するが

消費は一瞬・短い時間で消えてしまう。

 

それでも、よりよいものを創ろうと

工夫し、いろいろ試したり、心を込め

ケアしたり、様々なプロセスを含めて

芸術なのですね。そう思うと感慨深い。

 

 

✿ ✿ ✿  

 

創作者のお話を聞くことで、作品を

鑑賞する視点も深まり、感動します。

それぞれの思いやこだわりは鑑賞者の

目を惹きます。

 

お花の面白いところは、鑑賞者も

美のプロセスに入っていること。

鑑賞者が「綺麗」と感動していると、

植物たちは、元気を貰います。

美しく魅せようとさらに輝きます。

感動が感動生むスパイラルな体験は

温かく優しいエネルギーを広げます。

 

 

いつもありがとうございます。