こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問ありがとうございます。
モンテッソーリ教育では
子どものためのいろんな教具があるのですが
どの教具にも目的があります。
その教具を使うと
こんな力が育ちますよ〜
という活動の目的があるのですが…
どの教具にも
『直接的な目的』 と 『間接的な目的』
があるんです。
例えば机をブラシで磨くお仕事。
↓こんな道具を使います
道具はAMIトレーニング用のもの
汚れた机を
石鹸を付けたブラシでゴシゴシ磨きます。
この教具の直接目的は
ブラシを使う
環境への配慮
手と腕の筋肉運動の調整
活動の順序、秩序…
間接目的は
独立心
集中力
意識的運動…
この机を磨くお仕事をすると
✧︎ブラシを使えるようになることはもちろん
✧︎環境を配慮する気持ちが育ち
✧︎手の力の調整がうまく出来るようになったり
思った通りに動かせる腕がつくられ
✧︎活動の順序を考えながら行うので
物事には順序性があることに気づく。。。
こんな能力が育っていきます。
そして、今すぐにではなくても
✧︎自分でやってみようと思う気持ち
✧︎自分で出来る自信
✧︎活動を通して集中力が身に付いたり
✧︎目的がある活動を意識的に行ったり。。。
そういう意識や力が
少しずつ少しずつ身についていきます。
これは
幼児期のモンテッソーリ教育のお話なのですが
いつの間にか
どんなことにでも
当てはめて考える癖がついていました。
私は息子が不登校になって
色んな執着を手放さざるを得ませんでした。
それは息子の知的好奇心への
執着心も含みます。
息子が不登校になって
スポーツをしなくなり
勉強をしなくなり
知的なことへ興味を示さなくなっていきました。
そんなときでも
息子が何かを自分からすることがうれしくて
今まで「不要なもの」だと思っていた
おもちゃやゲーム機での遊びから
どんな力が養われていくのだろう。
どういう使い方をすると
これからの人生で
息子の支えとなる力が育つのだろう。
そんなことを考えるようになったんです。
少しでも私自身のことを
安心させようとしていたのかもしれませんね。
どんなときでも何かしら学んでいるのだと…
色んな可能性を考えたり
物事を多面的にみようとすることで、
自然と息子の可能性を
広げていたのかもしれません。
息子が不登校になってから
一番最初に夢中になったのは
ベイブレードです。
息子がYouTubeを活用し始めたのは
それが最初だと思います。
YouTubeで調べた情報をもとに
色んなパーツを集めました。
ちなみにベイブレードは
タカラトミーから発売されているコマのおもちゃで
3つか4つからなるパーツを
組み合わせてコマをつくり
別のコマと戦わせるものです。
各パーツの特徴を知り
組み合わせたらどう動くのか予測し
どういう相手に力を発揮したり
逆に弱さがあるのかを考える。
沢山の組み合わせを試して
データを取る。
そういう学習要素があることに気が付きました。
これって何かを検討するときに
役に立ちそうですよね。
家電を買うときとか(笑)
私、システムエンジニアをしていたときに
システムで使用する機器を検討するときなどに
こういうことしましたもの。
実際、息子はどこで覚えたのか
まさにこのようなことを頭で考えながら
遊んでいるんですよね。
こういうデータをとって検証することが
楽しいんです。
ベイブレードの直接目的は
強いコマを作って、戦わせて勝つこと。
でも間接目的は
調べる力
特徴を把握する力
比べる力
検証する力
自分で考える力
独立心
こんな力が育つ可能性があります。
あ、あと市場調査?みたいなこともしてましたね。
今の相場はいくら位?
どこで買うのが一番安い。
これは値段が上がっている。下がってきている。
この価値は上がっている。下がってる。
不登校の子どもたちってこういうことを
調べるのが得意な気がする。なんでだろう??
さらに…
遠心力だったり、反発しあう力だったり
そういう物理的な力の作用について
実感したり、考えたり、
自分でも調べたりしていたようです。
やっていることはベイブレード。
バリバリのおもちゃです。
でも間接目的が沢山ある。
いろんなことを学べる。
そう思いました。
今お子さんがやっていること
夢中になっていることにも
かならず間接目的があると思います。
そういう学びがあるのだと気が付くことで
そういう学びの道が出来るんです。
本人が気が付いてなくてもいいと思います。
親が雑談の中で質問したり
一緒に考えてみたりすることで
子どもの思考は広がります。
このパーツの特徴は?
この部位はどういう役割があるの?
この組み合わせはどう動くと思う?
どっちが強いかな?その理由は?
なんで値段が上がっているの?下がっているの?
こんな質問をすれば
喜んで話してくれるでしょう。
分からなかったら考えたり、
調べたりするでしょう。
だって、好きなことだから。
親が興味をもって聴いてくれるなんて
こんなにうれしいことってありませんよ。
親が間接目的に気が付いていることは
大切だと思います。
そういう学びをしているんだって
親が見えていると
そのように子どもを見ることができますね。
子どもをただ遊んでいる人
と見るか
これこれこういう学びをしている人
と見るか。。。
親が子どもをどう見るかは
子どもに伝わっています。
肯定的な見方をしている方が
子どもにとっては力となるでしょうね。
そうやって、学習の素地を
作っていけばいいと思います。
きっと人生で
子どもの力となってくれるでしょう。
そして、やっぱり一番は
「楽しい!」
「面白そう!」
「知りたい!」
「やってみたい!」
そういう好奇心です。
これが一番育ってほしい力です。
だから、子どもの遊びには制限をかけずに
自由に広げたり深めたりしていってほしい。
こういう力が育っていれば
数年の不学習などは
一気に取り戻すことができると思います。
なぜなら
好奇心が強ければ
いつか必ず知的なものに好奇心を持つから。
今はその種となる
点と点と点…を沢山蒔いてほしいものです。
個性あふれる子どもたちの成長した姿を
見るのがたのしみになりますね。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。






