中学校での四者面談で大笑いされた「僕は引きこもってます」 | 不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

子どもの中には、人生の道しるべとなる内なる教師がいます。
本来持っている生命力を取り戻し、子どもが内なる教師の声を聞き、力を発揮できるようサポートしていきましょう。
不登校や病気などの試練は、とても素晴らしい贈り物になり得ます。

こんにちは。

 

モンテッソーリ教師のめぐみです。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 


 

子どもたちは夏休みに突入しましたね。

 

 

不登校の子どもたちも、堂々と羽根を伸ばせる夏休みは

 

心が解放されるかもしれません。

 

 

 

 

普段、みんなが学校に行っている学期中は

 

 

「みんな勉強進んでいるんだろうな~」

 

「部活も頑張っているのかな」

 

なんて考えて

 

出来そうもない自分と比べては落ち込んで

 

自己嫌悪に陥ったりするかもしれません。

 

 

 

 

そんな気持ちで過ごしてきたかもしれない1学期も終わり

 

子どもたちの心が解放される夏休みです。

 

 

 

是非有意義に過ごしたいですね。

 

 

 

 

 

ところで、地元の中学校に四者面談に行きました。

 

 

 

私と息子と、校長先生と副校長先生の四者です。

 

 

 

この面談中も、おそらく何らかの学びがあるように

 

校長先生や副校長先生は心を砕いてくださったかと思います。

 

 

 

今回は

 

この大爆笑の四者面談について、書いてみます爆  笑

 

 

 

この面談中も、不登校の子どもにとっては学びの場

 

 

地元の公立中学校の校長先生は、実は評判の先生で、

 

荒れ果てた不良中学だった学校

 

平和な雰囲気の中学に、そして

 

勉強に積極的な生徒を育てる中学に変えてきた先生です。

 

 

 

 

数年前に、怖い髪型と服装のお兄さま方が

 

学校に怒鳴り込んでいる姿を何度も見ましたガーン

 

 

 

 

でも今は平和で積極的な生徒に育てているそうです。

 

 

 

面談を受けて、なるほど、と思いました。

 

 

 

この面談という短時間の機会に

 

子どもを伸ばそうとしてくれているのを感じました。

 

 

 

 

息子に自分を表現する場を与えてくれていました。

 

 

 

会話の中でも

 

 

今までは暗記の時代だった

 

でもこれからは

 

自分の言葉で、自分を表現することがとても大切な時代になると…

 

 

 

そんなことをおっしゃっていました。

 

 

 

 

だから…

 

 

決して考えを押し付けようとせず

 

否定しようとせず

 

息子の現状や考えなどを受け止めて

 

その中で話してくださいましたね。

 

 

 

堂々と「僕は引きこもっています」

 
 オンラインのフリースクールを
受講している息子は

1学期の過ごし方などを聞かれました。
 
 
 
1日のスケジュールはどうか?
 
授業の内容は?
 
好きな授業は?
 
どこで遊ぶの?
 
授業以外は何しているの?
 
悩んでいることはあるの?
 
 
 
そんなことを聞かれていたような気がします。
 
 
めちゃくちゃ正直に、堂々と話していた息子。
 
 
 
 
 
「9~10時ころに起きるから
 
朝食は食べません。」
 
 
 
「授業がない日は、ゲームしたりダラダラしています!」
 
 
 
「外にはほとんど遊びに行きません。
 
僕は家に引きこもっていますから!!」
 
 
 
 
ええー!!!
 
私からしたら、この返答には驚きを隠しきれませんガーン
 
 
そんな正直に言えちゃうんだ??
 
 
 
 
 
めちゃくちゃ爽やかに
 
自信満々に言うので
 
校長先生も副校長先生も
 
大爆笑です。
 
 
 
 
 
私は、その姿を見て
 
なんだかとても嬉しかったんです。
 
 
 
 
息子は自分のことを
 
否定していないのではないかなって
 
思ったからです。
 
 
 
 
 
引きこもっているからダメだな~
 
こんな自分恥ずかしいな
 
なんていうことは、思っていない。
 
 
 
 
 
引きこもっていることは、ただの事実。
 
 
 
 
それによって、だから自分はダメなんだ、
 
恥ずかしいんだとは繋がっていないんです。
 
 
 
 
少しでもよく思われるようなことを言おう
 
というのもなく、ただ事実をそのまま正直に言う。
 
 
 
堂々と、自信満々に。
 
 
 
 
どうして、こういう風に言えるのか…
 
少し考えてみました。
 
 
 
 
その1つは
 
これは息子が自分で選んできたこと
 
だからなのではないかと思ったんです。
 
 
 
 
私は、息子が選ぶことに
 
良いも、悪いも、
 
ジャッジしないようにしました。
 
 
 
 
息子がその状況や事実から
 
自分で学べるようにするために
 
敢えてジャッジしないように
 
マインドを変化させていました。
 
 
 
 
 
そりゃあ、引きこもっている状態には
 
ときどき、「はぁ~~~」と
 
ため息が出たりすることがあります。
 
 
 
 
 
でも、それを自分の中にため込む前に
 
マインドを変化するようにしました。
 
 
 
 
 
外でやりたいことがあれば、外に行く。
 
 
だから、何か家の外に魅力的なものが出来れば
 
迷わず外に出ていくのだろう。
 
 
 
 
いつか大人になって、家を出ていくこともあるかもしれない。
 
 
今は、家で毎日会えて幸せだな~。
 
 
 
とか。
 
 
 
 
 
 
現に息子は今日の面談で言っていました。
 
 
 
 
「でも、運動した方がいいかなって思っています。」
 
 
 
 
運動した方がいいことに
 
随分前から気が付いていました。
 
 
 
ときどき運動しては、1週間くらいでフェードアウト。
 
 
 
でももう3か月くらい前から
 
部屋から出るたびにスクワット10回し続けています。
 
 
習慣化を獲得した息子です爆  笑
 
 
 
 
そんな小さなことかもしれませんが、
 
自分発信で自分の習慣を変えていく息子には
 
すごいな~、成長しているな~って思います。
 
 
 

短時間で築く信頼関係

 
まずは、そこからなのだな~と思いました。
 
 
 
信頼関係を築くところから
 
関係をスタートする先生方。
 
 
 
 
息子の話を最後まで聴こうとしてくれたし
 
息子の言っていることを否定したりすることなく
 
どちらかというと肯定的に
 
共感的に受け止めてくれていました。
 
 
 
 
籍を置いてくださった
 
小学校の校長先生も
 
受容的、共感的に、接してくださいました。
 
↑そんな素敵な校長先生のことを書いています。
よかったら読んでみてくださいね。
 
 
 
 
学校という世界にいることで
 
不登校の子どもたちが選ぶ生活に対して
 
かなりザワザワしたり、否定的な気持ちが湧いてきたり
 
すると思うのですよね。
 
 
 
 
注意深く接していないと
 
ついつい
 
「朝は、8時までには起きて生活リズムを整えた方がいい」
 
「食事は、3食、特に朝食が大事!」
 
など言いたくなると思います。
 
 
 
ダラダラして過ごさずに、何か有意義に過ごした方がいいとか。。。
 
 
 
 
 
普通思いますよね。
 
 
 
 
 
実際に、
 
この中学の入学説明会を聞きにいったのですが
 
保護者への協力として
 
 
「早寝、早起きを心がけるように、サポートしてほしい」
 
「朝食は必ず食べさせるようにしてください」
 
「メリハリのある生活が大切です」
 
 
などとおっしゃっておりました。笑
 
 
 
 
そういうことが、大切だと
 
考えているのだと思います。
 
 
 
 
でも、その真逆を行く息子の発言に対して
 
共感的に受け止めてくれた。
 
 
 
 
そういう子どもにとって
 
否定しても、アドバイスしても
 
逆効果であることを知っているのかな?と思いました。
 
 
 
 
 
子どもに何かアドバイスをしたいなら
 
その子が出来る範囲のことで
 
さらには信頼関係を築いてからでないと
 
アドバイスは聞いてもらえない。
 
 
 
 
 
息子の話に、口を挟まず
 
興味深く聴いてくださったことが
 
嬉しかったですね。
 

 
 
 

約束とアドバイス

 
 
さて、そんな校長先生方と息子は約束をしました。
 
 
「次に会う冬休みまでに
 
本を読んだり、映画を観て
 
感想を教えてほしい」
 
 
 
 
息子がフリースクールで自学自習している
 
国語の読解文では
 
色々な小説の一部分だけが切り抜かれている
 
という話を息子がしたら…
 
 
 
「小説は全体を読んだ方が
 
世界観をつかみやすいし
 
想像力も広がると思う」
 
 
とアドバイスをくださいました。
 
 
 
 
その流れで、次までの先生との約束が生まれました。
 
 
 
その約束が果たされるかどうかは息子次第。
 
 
 
まあ、息子がよく読んでいるのはラノベなので、
 
その感想になるかもしれませんが爆  笑
 
 
 
 

まとめ

 
不登校の子どもにとっては
 
どんな些細なことでも、貴重な体験になりますね。
 
 
 
 
この面談では、
 
息子は自分の言葉で
 
考えを伝えること
 
自分の思っていることを
 
伝えることをしました。
 
 
 
 
たどたどしい感じもしましたが
 
4月の頃よりもしっかりと答えていました。
 
 
 
そういえば、4月に面談したときは
 
タメ語だったな(笑)
 
 
 
 
 
帰り道で
 
久し振りに沢山話して
 
口の中が痛いと言っていました。
 
 
 
口の中にもしゃべるときに使う
 
筋肉とかあるのでしょうかね。
 
 
 
 
夏休みは…
 
もっと息子の話をちゃんと聴こうと
 
決意した私なのであった。
 
 
 
 
子どもが自分らしく堂々と生きていたら…
 
 
もしかしたら、周りを味方に付けながら
 
生きていけるのかもしれない
 
 
そんな風に思った面談でした。
 
 
 
 
自分の言葉で、表現することが大切になる時代へ…。
 
 
そのことを息子に教えようとしてくれた面談になりました。
 
 
 
自分らしく、堂々と!
 
私もそんな風に生きていきたい!
 
 
そう思った、夏の午後。
 
 
 

 

ここまで読んでくださり

 

ありがとうございました。