旅でわかる子どもの状態!私はどんな旅も最高に楽しい | 不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

子どもの中には、人生の道しるべとなる内なる教師がいます。
本来持っている生命力を取り戻し、子どもが内なる教師の声を聞き、力を発揮できるようサポートしていきましょう。
不登校や病気などの試練は、とても素晴らしい贈り物になり得ます。

こんにちは。

 

モンテッソーリ教師のめぐみです。

 

ご訪問いただきましてありがとうございます。

 

 

 

 

 

夏本番!

 

私の住む地域では、ついに今日から猛暑日らしいです。

 

昨日はまだ32度だったとのこと。

 

 

 

 

今日よりはまだ過ごしやすかったようです。

 

 

 

 

そんな昨日、家族で旅行に行ってきました。

 

 

旅行といっても日帰りなんですけどね…

 

 

そして、色々予定していた計画をカットして

 

半日で帰ってきたという(笑)

 

 

 

 

みなさんは、どこかに行かれましたか?

 

こんなご時世ですし

 

あまり色々なところには行かれないかもしれませんが…

 

 

 

 

現在中1の息子が本格的に不登校になってから2年

 

そういえば一度も観光に行きませんでした。

 

 

 

 

 

ときどき旅行には行っていました。

 

 

主に、友達と一緒にキャンプや海辺へ。

 

 

魚を釣ったり獲ったり、パターゴルフなどしたり…

 

テーマパークなどには、数回行きました。

 

 

 

 

でも不登校になって

 

今まで観光には興味が湧きませんでした。

 

 

 

 

 

 

今回行ったのは、『皇居』

 

 

 

あの皇居です。

 

 

行きたい所はどこもないと言っていましたが

 

唯一行きたい場所が、皇居。

 

 

 

城に行きたいな、でも遠いのは嫌だし…

 

 

 

それで皇居。

 

 

ええ、江戸城の跡地だからですね。

 

 

 

 

この2年間、まったく興味なかったんですよね、観光に。

 

 

 

 

不登校になる前は

 

結構、観光が好きだったようです。

 

 

歴史的な建造物とか見て回るのを

 

楽しんでいるようでした。

 

 

 

 

 

でもよく考えると

 

そんな小学生って珍しい??笑

 

 

 

そんなことないですか?

 

 

 

 

自分が小学生だったころのことを考えると

 

観光って年よりくさいと

 

思っていたような気が・・・笑(失礼)

 

 

どこが楽しいの?って。

 

 

 

 

 

 

2年ぶりに久し振りに

 

『城』に興味を持って観光しました。

 

 

 

 

息子の3歳年下の幼馴染も連れて行きましたが

 

「暑い!あと何分で終わるの?」を連発(笑)

 

 

 

 

皇居観光は渋かったようです爆  笑

 

 

 

 


 

不登校あるある

 

予定していた旅行をキャンセルしたり

 

行ったはいいけれど、ホテルから一歩も出ない

 

なんてことはよくあることです。

 

 

 

 

我が家も、旅行をキャンセルしたこともありますし

 

息子だけ置いて日帰りツアーに出かけたこともあります。

 

 

現地に着いたものの、外に一歩も出ないこともありました。

 

 

 

 

その度にがっかりしていたものです。

 

 

 

でも、こういうことはよくあることです。

 

 

不登校あるある、『普通』です!!

 

 

 

今回の旅でも

 

他に国会議事堂にも行きたいし

 

築地でランチしたい

 

なんて言葉も聞いていたのですが

 

あまりの暑さで、皇居で終了。

 

 

 

東京駅でランチして

 

そのまま帰ってきました(笑)

 

 

 

 

 

前置きが長くなってしまいましたが

 

私がどんな旅でも

 

例え1人旅でも

 

楽しめるようになった理由や経緯を書きます。
 

 

 

また、旅は子どもの状態が分かりやすいので

 

そのことについても書いてみますね。

 

 

 

今回の旅は最高に満喫!

 
旅と書きましたが…
 
何度もいうように、日帰りの観光です。笑
 
 
しかも半日。
 
 
途中で予定が大幅にカットされて
 
ランチを食べて帰りました爆  笑
 
 
 
 
でも…
 
めっちゃ楽しかったです!!
 
 
 
皇居の中は
 
神聖な空気が漂っていました。
 
 
 
今までいろいろな城や城跡に訪問したのですが
 
皇居は城跡としても
 
驚くほど立派で、大きくて
 
素晴らしかったです。
 
 
 
なんといっても、生きている城跡。
 
 
 
天守閣は焼失のためないのですが
 
櫓や門、石垣や、その他建造物も
 
沢山残されており
 
それはそれは感動しました。
 
 
 
 
皇居の中では今も天皇がお住まいで
 
(今現在は、御所の改修のため赤坂御所にいらっしゃいます)
 
今も沢山の国賓が迎えられ
 
沢山の重要な儀式や大切な行事が開催されています。
 
 
 
 
歴史の一部を垣間見るような
 
そんな感覚。
 
 
 
 
素晴らしかったですよ~!
 
 
 
息子も多分…
 
楽しんでいたんじゃないかな?
 
 
暑さでバテていましたが。。。
 
 
 
 
 
私は、最近マインドフルネスをしているんです。
 
 
今、この瞬間に感じている
 
自分の感覚や感情などを大切にする
 
マインドフルネスは
 
こういう大切な一瞬を
 
思いっきり楽しめるようになる
 
きっかけをくれました。
 
 
 
だから、予定変更しても大丈夫。
 
 
もう十分楽しんだから。
 
 
 
それに…予定変更は想定内です。
 
 
今まで、予定変更を余儀なくされて
 
耐性が付きました(笑)
 
 
 

旅による体験学習を大切にしていた過去

 
息子が不登校になる前は
 
旅は、体験学習を兼ねていました。
 
 
 
息子が小1までは
 
自然に触れることを大切にしていました。
 
 
 
息子は虫や植物が好きだったので
 
虫取り網や虫かごをもって
 
キャンプ場へ。
 
 
 
観光地にはまるで興味は示さず
 
軽井沢に行ったときも
 
お店よりも、キノコ。
 
ひたすらキノコを探した旅もありました。
 
 
 
 
 
小2からは、一か所ではなくて
 
全国色んな場所にテントを張って
 
移動しながら観光する旅が始まりました。
 
 
 
最初は、海や川やケーブルカー、
 
恐竜博物館で化石発掘体験。
 
 
そういう体験型の旅行でした。
 
 
 
 
小2の後半ごろから
 
なぜだか歴史にハマり始めて
 
城や戦場跡などに行きたがりましたね。
 
 
 
小3は、主に城。
 
小4は、主に寺。
 
 
いずれにしても、キャンプ場を転々と
 
まわるのが定番の旅。
 
 
 
 
小5のGWは、広島。
 
 
原爆ドームなどを見学して、九州に渡る予定が
 
息子の体調不良で行けず、引き返しました。
 
 
 
そのころから、息子はストレスのため
 
体調があまり良くなかったのだなと思います。
 
(小5の夏から不登校です)
 
思い出すと切ないですねえーん
 
 
 
 
 
こんな感じで、旅に出る前は
 
息子が自主的に『しおり』を作ってくれて
 
その中に観光するところの見どころなどを
 
書いてくれていました。
 
 

 

 
今考えると、すごい自学自習。
 
 
 
 
 
私は徐々に
 
息子のそんな姿に
 
期待するようになったのかもしれません。
 
 
 
 
旅はもちろん楽しんでいましたが
 
自分が楽しむよりも
 
息子によりよい体験を与えたい
 
って思い始めていました。
 
 
 
 
楽しんでいる息子を見るのが、楽しみだったのかな?って思います。
 
 
 
私の楽しみは、どこにいっちゃったのかな?
 
 
 

旅に出て、息子に元気になってもらおうとした

 

息子が不登校になって、

 

旅に出れば気持ちがリフレッシュするかと考えた私は

 

息子が元気になるように旅に誘いました。

 

 

 

まだ元気があったときは

 

行けたんですよ、旅に。

 

 

 

 

でも、本格的に落ち込み始めて

 

何もやる気がなくなっていったころに

 

レース場への二泊三日の旅は

 

かなりきつそうでした。

 

 

 

レースは好きなので楽しんでいましたが

 

そのほかの時間はまるで死んだよう。

 

 

 

テントを張るのも手伝うことができずに

 

じーっと車の中へ。

 

 

 

 

次の日、

 

観光予定で場所を移動して

 

ホテルに泊まりましたが

 

ホテルから出ることが出来ず。

 

 

 

車で古墳や城跡に行きましたが

 

車の外に出ることができませんでした。

 

 

 

 

このあたりで、

 

もしかしてこれってマズい??

 

って気づき始めていました。

 

 

 

だって

 

車から出たくないって息子が言ったときに

 

しばらく説得しようとしましたが

 

諦めて「車にいていいよ。」と言ったときの

 

息子のホッとした嬉しそうな顔。

 

 

 

どこかに行ったからって

 

元気になるわけではないんだ。。。。

 

 

 

そのことに気づき始めました。

 

 

でも、まだ認めることができなかった。

 

 

少し休めば、またすぐに元気になるんだって思っていました。

 

 

 

旅をドタキャンする息子を認める

 
先に書いたレース場の旅から
 
息子の状態は悪化していきました。
 
 
 
旅どころか、家の外にも出たがらない。
 
 
移動で我慢することが
 
耐えられない状態。
 
 
 
 
この数か月で
 
友達家族と行った旅では
 
確かに元気にしていたけれど
 
とても無理している状態で。
 
 
 
私は、息子が元気になったと喜んでいましたが
 
本当は、すごく無理をして旅行に行ったようでした。
 
 
 
少し元気になった息子は
 
その旅でエネルギーを使い果たし
 
そのあとの落ち込みはすごかったです。
 
 
 

 
一番ひどかった旅行は
 
本当に一歩も外に出なかった旅行です。
 
 
 
息子はずっと
 
「こなければよかった」と言っていましたえーん
 
 
 
私も中々認められないんですね。
 
 
こうやって書くと
 
息子は明らかに無理しているのですが
 
私はそれを認めようとしていない。
 
 
 
だけど、この旅でやっとやっと分かりました。
 
 
旅にでないことが、今の息子のしたいことなんだって!!
 
 
 
その頃から
 
息子の方も
 
「〇〇には行きたくない」と
 
はっきりと言うようになりました。
 
 
 
そして私も、「わかったよ」と
 
やっと息子の意思を認めることが出来たんです。
 
 
 

もうどこもいかなくていい。緊急事態宣言に安堵

 
なぜだかほっとしましたよね、2020年の緊急事態宣言に。
 
 
ああ、これでもうどこにもいかなくていいんだって。
 
 
 
今思うと、めちゃくちゃゆがんでいます。
 
 
 
 
私は、大型連休で夫が
 
旅に行きたい
 
と言ったらどうしようと思ったんです。
 
 
 
だって、息子はどこにも行きたくないから。
 
 
 
それを夫は認められるのかなって。
 
 
また、怒り散らしたりすんだろうかって。
 
 
 
それが予想できるから
 
強制的にどこにも行けない緊急事態宣言に
 
不謹慎にもホッとしたことを覚えています。
 
 
 
 
夫婦の関係は、子どもの不登校対応にも
 
影響を与えます。
 
 
 
夫が怒るからって、
 
子どもが一緒に旅に行ってくれたらいいのにって
 
どう考えてもおかしいですよね。
 
 
 
夫婦の関係を改善していく必要が
 
私にはありました。
 
 
 
いや、今でも改善し続けていくことが
 
大切だと思います。
 
 
 
 
2021年の冬休みも
 
旅には出ませんでした。
 
 
息子は行きたくないと言っていたので。
 
 
 
夫は怒っていましたが、
 
夫婦で日帰りで遠出することを提案すると
 
納得してくれたようです。
 
 
 
 
毎日、頑張って働いてくれている夫を
 
大切にしたいし
 
感謝の気持ちを忘れないでいたいですおねがい
 
 
 
 

行きたいときは行きたいという息子

 
このように
 
私にとっては
 
不登校と旅は
 
密接に関係していて
 
悩ましいものでもありました。
 
 
 
 
ですが
 
悩ましいものであったからこそ
 
私も息子も
 
そこから色々と学んできました。
 
 
 
 
 
1泊2日のディズニーリゾートの旅を
 
息子が行きたいと言ったからこそ
 
予約したのに、前日になって
 
「え?僕行かないけど」
 
って言われたときは…
 
 
 
「行きたいって言ったから頑張って予約したのに!!」
 
って、大泣きしました(笑)
 
 
 
まあ、ディズニーに行って元気になるといいな
 
という下心はありましたけれど…。
 
 
 
でも、まさかドタキャンするとは思わなかったので
 
ショックを受けました。
 
(結局、そんなに行きたいなら行ってあげようか
 
と同情され、行くことができましたが(笑))
 
 
 
 
 
次に、他の旅で
 
やっぱり行かないと言われたときは
 
「わかったよ」と
 
息子の意思を尊重できました。
 
 
(夫婦二人で日帰りのツアーに参加しました)
 
 
 
 
 
段々と、ドタキャンに慣れてきて
 
旅行に関しては慎重になる一方
 
息子の方も、よく考えるようになりましたね。
 
 
 
 
 
行けそうもなかったら
 
最初から「行きたい」とは言わない。
 
 
 
だから、沢山お断りをされるようになりました(笑)
 
 
 
 
だからと言って
 
それを残念だと思わなくてもいいんだって
 
息子は今はただ行きたくないだけなんだから
 
行かない方が幸せだと息子が選んだだけだからって。
 
 
 
 
 
 
でも反対に
 
息子が「行く!」と言ったときは
 
必ず行きます。
 
 
 
 
 
その「行く!」という言葉に
 
息子のエネルギーがたまってきたことを感じます。
 
 
 
もし行かなくても
 
なんとかなるだろうって思うし
 
肩肘張らなくなりました。
 
 
 
行かなくても別にいい。
 
 
だって、「行く!」と言ったその時は
 
行きたいって思っていたんだから
 
それだけで素晴らしいことではないでしょうか。
 
 
 
 
 
もし、行かなかったら…
 
そのときはそのときの学びがあるはず。
 
 
 
 
気が楽になりました。
 
 
 
 

 

でも、「行く!」と言った息子は

 

その言葉どおり実行しています。

 

 

 

 

 

息子は、有言実行な人なのかな。

 

 

 

そんな姿に

 

頼もしさも感じますね。

 

 

 

 

息子は

 

不登校を通して

 

行っても行かなくても旅を通して

 

大きく成長しつつあります。

 

 

 

まとめ

 
いかがでしたか?
 
 
お子さんが不登校だったら
 
旅について、共感してくださる方も
 
いらっしゃるかなって思っています。
 
 
 

私は、旅が好きです。
 
 
 

 

息子が一緒に行かなくても

 

家族3人で行かなくても…

 

 

友達と旅行に行ったり

 

夫と日帰りデートをしたり

 

1人旅に出たり

 

 

「家族旅行だけが幸せ」

 

なわけではないことに気が付きました。

 

 

 

 

 

 

「何を得ているかではなくて

 

今すでに得ているものをどう使うか」

 

 

 

今の状況の中から

 

自分にとって幸せでいられる方法を

 

考えて選択していけたらいいですね。

 

 

 

 

 

旅に行けなくても

 

ドタキャンしても

 

そこから子どもも学んでいます。

 

 

 

 

 

キャンセル料100%だったとしても

 

どういう気持ちで払うかで

 

意味が変わっていきます。

 

 

 

ただ損をしたと思うと

 

損をした現実、不幸な現実が

 

強化されてしまうかもしれませんね。

 

 

 

 

でも

 

ホテルに寄付できた。

 

このお金が、従業員のサービスが

 

より磨かれるきっかけになるかもしれない。

 

 

「ホテルに泊まる方も、働いている方も

 

幸せな日を過ごせますように」

 

と祈りながら、寄付する気持ちで

 

払ったとしたら…

 

自分がいいことをした、貢献できたって

 

自分に対しての良いイメージが強化されませんか?

 

 

 

 

そんなわけで、

 

決して損しているわけではないのです。

 

 

 

 

 

 

もちろん

 

過去の私のように

 

「旅に出れば子どもが元気になるんじゃないか」

 

とか

 

「旅に出て新しい体験をしたら、子どもが変わるんじゃないか」

 

そんな子どもを動かしたい気持ちから

 

子どもがYESと言った場合は…

 

 

 

ドタキャンになりやすいかもしれませんね。

 

 

 

そのときは

 

それに気が付けばいいだけです。

 

 

 

気が付いて

 

そんな風に誘うことを止めればいいだけです。

 

 

 

 

子どもが、自分で行きたいという気持ちになって

 

行きたいって言ってくるのを待ちましょう。

 

 

 

 

 

その間、親が自分の人生を楽しんでいれば

 

いいだけですね!

 

 

 

 

これから旅に行かれる方

 

思いっきり楽しめるといいですね!

 

いってらっしゃいませ。

 

 

 

ここまでお付き合いいただき

 

ありがとうございました。