こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
いつも読んでくださりありがとうございます。
私が「今」を意識して
生き始めたのは
子どもが不登校になってから。
それまでは
頭の中には
過去や未来のことでいっぱい。
次はあれして、これして、
こうなって、ああなって…
この時間までに準備を終わらせないと
次の予定に響くな。
…といったその日の計画から
今これをやっておけば
受験勉強に役に立つ
…といった子どもの未来のことなど
少し先の未来の計画を立てては
頭の中をいっぱいにしていました。
また、もしかしたら
息子が学校に行かないことや
ゲームばかりしていることを
批判されるかもしれない。
どうしてそんな風に
動かそうとするんだろう。
何で気持ちを
わかってくれないんだろう。
もしかしたら、
ダメな親って思われているのかも。
…とありもしない未来のことを
想像して傷ついたり、
怒ったりしていました。
そしてやはり過去のこと。
〇〇って言われた。
△△って思われた。
あ~なんでちゃんとできなかったんだろう。
なんて私って駄目なんだろう。
…と誰かに言われたことなどを
いつもまでも引きずっては
自分責めの材料にしていました。
結婚して、母になって
なんだか色々必死で
自分のことを大切にする
時間がなくなっていき…
気が付けば
こういったことで
頭がいっぱいになっていました。
今回は
私が今を取り戻した物語。
そして…
親が今を生きることが
不登校の子どもにとって
いい影響を与える3つの理由。
(本当は3つ以上あるけど…)
そんなことを書いてみます。
今を生きるとは?
今を生きることってどういうことでしょう。
こういう言葉はよく聞くけれど
意識したことはあまりありませんでした。
今この瞬間に感じる
五感の感覚や、感情を
意識してみる。
そしてそれを全身全霊で楽しんでみる。
こういうものが今を楽しむ。
ですが…
それだけではありません。
今この瞬間に
頭の中で考えていることを
外に出してみる。
これが今を生きることなのかなって
最近思うんです。
どういうこと??
今までは無意識のうちに
流れ去っていた自分の気持ちに
ちゃんと出会うんです。
自分の感情や気持ち、思考に
出会うんです。
「今私はこんなことを感じているんだ!」
それがわかることって
すごいことだって
今の私は思っています。
なぜならば
私は自分が感じた
ちょっとした悲しみや
ちょっとした罪悪感
ちょっとした劣等感
そういうものに
気がつかずに
過ごしてきてしまったのです。
自分が今感じていることがわからない。
だから自分の思いを大切にできない。
だから自分が今したいことがわからない。
今しか思いつかないことってあるんですよね。
先日
1年前に書いた日記やブログの記事を
読んでみたのですが…
今の私には書けない内容なんですよ。
例えば…
1年前のブログで
子どもの話を聴くことについて書いたのですが
子どもの雑談を楽しく聞いていると
話し切ったその先に
ふと、親が知りたい
学校のことや、これからのこと、勉強のこと…
そういう子どもの本音がポロっと出てくる
そんなことを書いていたのですが
この内容は今は書けないかもしれないと
思ったんです。
なぜなら
学校のことや、これからのことも
雑談の中で話せるようになったから…
なんですよね。
そして
息子の学校のことや、これからのことも
興味はあるのですが
以前のように強く「知りたい!」とは
思わなくなったんです。
それを強く知りたいと思っていたとしたら
それは期待や執着がある証拠。
まずは私自身の
期待や執着を手放すことの方に
興味が向いているかもしれません。
それで…
息子との雑談の中で
冗談半分、夢半分で語る
やりたいこと、将来の夢など
そういう話が面白く感じる。
息子の計画ではなく
今考えていること。
今の気持ち。
今の息子を知りたいから
雑談の中で語ることこそ
私の知りたいこと。
そんな風に変わっていきました。
1年前は
そういう話は
親からはご法度(笑)のように
感じていたのです。
親から話しても
子どもから話を引き出せなかったし
そんな話をして
今まで築いてきた
信頼関係を壊したくなかった。
でも
不登校の子どもには
こういう繊細な時期というものが
ある場合が多いと思うんです。
親子の信頼関係の段階であったり
子どもの回復度合いだったり…
そういうものを
意識する必要はあると思います。
色々なものが1年前と今とでは違う。
だから、中々書けない内容だと思いました。
今の気持ちや思考は今だけのもの。
とってもとっても貴重なものですね。
今の自分をしっかり感じながら
生きていくことって
幸せだな~って思います。
今を生きることでエネルギーが増大する
このように
今を生きることは
今の自分を大切にするということ。
今自分がやりたいことを大切にする。
自分の時間を大切にしたいから…
苦手なことをワクワクすることに変えて
嫌だった時間も楽しむようになる。
もし何か落ち込んでいることがあれば
それに気が付いて癒すこともできる。
誰かといるときの自分が嫌だったら…
どうして嫌なのか自分を知ったり
変えられることがあるのか考えたりする。
もちろん、幸せに感じる瞬間が増えるから
エネルギーはどんどん増えていくのではないかな。
親がこういう状態であれば
子どもにとっても
良い影響が沢山あります。
①余裕ができ不登校改善につながる
だから親の心には余裕が生まれます。
確かに
嫌なこともあれば
ストレスになることも
あるのが人生。
日々、いろんなことが起きます。
ですが、基本が幸せであれば
ダメージ少ない気がしています。
今感じている嫌な気持ちに
ちゃんと向き合うことができれば
それを変えていくこともできます。
「自分を変えていくことが出来る自分」
そういった意味で
自分に自信を持つことができたら…
心に余裕は生まれますね。
余裕があれば
子どもが落ち込んでも
多少気になるかもしれませんが
長い目で見ることもできると思うんです。
今は落ち込んでいても
それは成長するための1つの壁。
きっと乗り越えられるはず。
って、子どもが乗り越えられることを
信じることもできるんじゃないかな。
そのために私は何が出来るのかな?
…と、自分のことへと気持ちを持っていけます。
そうしていると、子どもはいつの間に
目の前にあった壁を乗り越えていたりします。
だから、親に余裕があるということは
最重要事項だと思うんです。
②子どもが今を生きることを見守れる
そんな状態だったらしいのですが
ついに決心したらしいのです。
本気で頑張ってみると!!
息子は1万時間の法則を持ち出しました。
1万時間やると、プロレベルになれる。
そのうち3千時間は〇〇に費やすといいらしい。
他の3千時間は△△に…
残った3千時間は□□に…
そんなことを語っておりましたとさ。
これを見守れますか???
以前の私だったら
がっかりしたと思うんですよね。
え?またゲーム???
そろそろ他のことをやったらいいのに・・・って笑
でも…
エネルギーが高まることの効果を知っているから。
エネルギーが高まるためには
今やりたいことを思いっきり
やることの効果を知っているから。
だから、見守りたいと思うんです。
余談ですが…
ゲームでやっていることや
ゲームを通して培ったものを
色んなことに応用することを考えると楽しいです。
私はよく
教育や子どもの成長につなげて考えるのですが
ビジネスに結び付けて考える人の話を聴いて…
めちゃくちゃ面白かったです。
他にもきっと色々なことと
繋げて考えることはできると思います。
子どもがゲームを
他のことと結び付けていけたら
いいですよね。
ちなみにまた余談ですが…
ゲームをすることで
自然と身に付く考え方に
このようなものがあるかもしれません。
それは
少し高いレベルに挑戦すること。
そしてそれがワクワクするもので
達成感を味わえるものだと
無意識のうちに
子どもは知っているような気がします。
この考え方を
息子は身につけているのだと思います。
不登校の生活の中で
自然とこういったことをしている息子です。
少しレベルが高いことに挑戦するということを…。
③親が自分の気持ちに気が付きやすくなる
・・・
そうやって考えて