本当にそれ性格?子どもの性格は変わる | 不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

子どもの中には、人生の道しるべとなる内なる教師がいます。
本来持っている生命力を取り戻し、子どもが内なる教師の声を聞き、力を発揮できるようサポートしていきましょう。
不登校や病気などの試練は、とても素晴らしい贈り物になり得ます。

 

 

こんにちは。

 

モンテッソーリ教師のめぐみです。

 

いつも読んでくださりありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

子どもの性格が激しくて

 

悩んでいた時期がありました。

 

 

 

 

すぐにキレたり

 

わがままや自分勝手に思えたり

 

ぼ~っとしていて何も考えていないように見えたり…

 

 

 

 

 

でも…

 

 

この子どもの性格だと思っているものは

 

もしかしたら本当は性格ではないかもしれません。

 

 

 

 

 

ただ周りの人間関係や環境によって

 

そのように反応しているだけかもしれません。

 

 

 

 

 

親がただ思い込んでいるだけかもしれません。

 

 

 

 

 

 

性格は変わる!

 

 

今回のテーマはこれです。

 

 

 

 

 

息子の性格が変わった

 
 
我が家には中1の息子がいます。
 
 
小5の夏から不登校で
 
現在オンラインのフリースクールを受講しています。
 
 
 
 
 
不登校になる前の息子とは
 
なんだかいつも一触即発状態。
 
 
 
 
何かを言えば強い言葉が返ってくる。
 
 
「わかってる!!!!」
 
 
 
めっちゃ強い口調の「わかってる!!!」です。
 
 
 
 
 
 
息子が考えて、決断して、行動するスピードが
 
私からみたらとても遅く思えて
 
 
 
(分かってるのかな?)
 
(大丈夫かな?)
 
 
としびれを切らしていました。
 
 
 
 
 
 
登校する時間が近づいても
 
ぼーっとしている息子をみて
 
 
「もうすぐ時間だけど、大丈夫なの?」
 
と声を掛けると
 
息子は怒り口調で言うのです。
 
 
 
「わかってる!!!」
 
 
 
 
 
 
 
この子はすぐにキレる性格なんだわ。。。
 
 
どうやったら直るんだろう???
 
 
 
 
そんな風に
 
息子の行動にばかり注目していました。
 
 
 
 
どうすれば
息子が怒らないで伝えられるのか…?
 
 
 
 
対策として
 
アンガーマネージメントの本を
 
いくつも買うことに!(笑)
 
 
 
 
 
 
そんな対症療法的なことばかりしていた私。
 
 
 
 
 
今思うと…
 
全く見当はずれなことをしていました。
 
 
 
 
 
 
息子はただ反応していただけです。
 
 
親がうるさいので
 
出来るだけキツく言って
 
もう言われないようにしたい。
 
 
 
息子なりの対処法だったんですよね
 
親に対しての。
 
 
 
 
 
 
 
もっと大きな範囲で見る必要があったんです。
 
 
どうして息子は
 
そんな風に強く言うのか…?
 
 
 
 
 
 
私が息子の成長を邪魔していたから。
 
 
 
失敗させてあげなかったから。
 
 
 
息子が自分で気が付いて
 
考える時間も与えていなかったんです。
 
 
 
 
 
 
息子の叫びはきっとこうです。
 
 
「僕は自分で考えて、自分でやりたいんだ!!」
 
 
「失敗や間違いも自分で気が付きたいんだ!!」
 
 
「邪魔するな!!うるさい!!!」
 
 
 
 
 
 
 
息子が不登校になったことをきっかけに
 
息子に掛けていた制限や
 
先回りや
 
指示などを
 
手放していきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
少しずつ少しずつ、です。
 
 
 
 
順に書くと…
 
 
 
 
学校に行くこと
 
 
家の手伝い
 
 
勉強すること
 
 
友達と遊ぶこと
 
 
家族と旅行に行くこと
 
 
外に行くこと
 
 
行くって言った約束を守ること
 
 
ご飯を食べる時間
 
 
歯磨きすること
 
 
お風呂に入ること
 
 
ゲームの時間
 
 
寝る時間
 
 
・・・
 
 
 
 
 
もう、今じゃ
 
ルールなるもの存在しません。
 
 
唯一
 
自分や他人を傷つけないこと。
 
 
 
以上
 
 
 
 
 
 
でも
 
ルールがなくて
 
制限もないからこそ
 
自分で考えるしかない。
 
 
 
 
授業の時間は自分で気にしていないと
 
遅刻になってしまうし
 
 
やろうと思っていた課題をやらなかったら
 
自分の目標が達成できない。
 
 
 
 
 
出来なかったら
 
その責任は自分でとるしかありません。
 
 
 
 
責任とは
 
結末を自分で体験すること。
 
 
 
 
 
その結末が受け入れ難いものであれば
 
 
自分で変えていくか
 
諦めるか
 
忘れるか
 
失敗談を笑いに変えるか…?笑
 
 
 
 
 
そうやって
 
誰かのせいにするのではなくて
 
自分で受け止めなければいけないですね。
 
 
 
必然的に。
 
 
 
 
 
 
つまり
 
何が言いたかったかというと
 
 
 
 
失敗することが大切だった
 
ということ。
 
 
 
 
 
失敗は存在しないという考えもあるけれど
 
それは失敗を乗り越えることができるからこその考え方。
 
 
 
 
失敗を何度も経験して
 
それを成功のもとにできるって
 
何度も経験したからわかるもの。
 
 
 
 
 
 
最初の失敗が巨大な失敗だったとしたら
 
乗り越える前に
 
くじけてしまいます。
 
 
 
 
だったら
 
親がまだそばにいる子ども時代に
 
沢山失敗した方がいいんです。
 
 
 
だってそうしたら寄り添いながら
 
一緒に乗り越えることが出来るから。
 
 
 
 
 
 
 
子どもが失敗しないように
 
口出しすることは
 
子どもが反抗して当然のことだったんです。
 
 
 
 
 
 
子どもの貴重な経験を
 
奪っていたのだから…。
 
 
 
 
 
 
そして
 
子どもに対して掛けていた
 
制限を完全に外したら
 
子どもは反抗するところがありませんから
 
キレることがなくなりました。
 
 
 
 
わがままのように自分を主張するところも
 
なくなりました。
 
 
 
 
 
さらに
 
ぼ~っとしていても声を掛けてくれた親が
 
声を掛けてくれなくなったので
 
自分で何とかするしかない。
 
 
 
自分で時間などを管理するしかない。
 
 
 
だから
 
ぼ~っとせずに時間を
 
気にして動くようになりました。
 
 
 
 
 
 
 
今現在の息子は
 
 
キレずに言葉で伝えてくれますし
 
普段はぼ~っとしていることもあるけれど
 
時間を気にするところは自分で管理しています。
 
 
(親を頼りたいときは、そう言ってきます)
 
 
 
 
自分勝手に思える行動には
 
「いやな気持になったよ」と伝えれば
 
自分の行動を振り返ったりしています。
 
 
 
 
 
 
キレやすかったり
 
自分勝手だったり
 
ぼ~っとしているのは
 
息子の性格ではありませんでした。
 
 
 
 
 
 
 

子どもだけでなく、大人も同じ

 

性格だと思っていた性質が

実は性格ではなかった。




これは自分自身にも当てはまります。




私は自分の気持ちに蓋をして

環境に合わせようとするところがあります。




これは子どもの頃からの

積み重ねで出来上がった性質です。




家から一歩外へ出れば

誰かの感情を読み取ったり

その環境に合うように

自分を変容させてきました。




”過剰適応”に近いのかな。





だから外では気を抜けません。


気を張っていたし

自分の気持ちに蓋をしてました。






そんな状態が解放されるのが

家の中。




「ただいま」とドアを開けて入ったら

そこは私の安全基地です。





感情に掛けていた鍵が外されました。




でも、ストレスレベルはMAXです。



そんなときに

何かのきっかけでストレス度が上がったら…




鍵が外されている感情が

爆発するようにあふれてくる
のは

当然かもしれません。




怒りたくないのに

子どもに怒りをぶつけては

後悔する。




それの繰り返しです。






いくら怒りを抑えようとも

無理です。




さらにストレスがたまるだけかも。





私は、

「外で我慢する」ことを

変えていかない限り

ストレスをため込まない方法が

ないような気がしました。








外の環境に対しての

自分の反応自体を変えていくことで

ストレスもたまらず

家で感情が爆発することもなくなりました。








性格だと思っていたことは

性格ではなくて

反応の癖。




コミュニケーションの癖。


思考の癖。


行動の癖。






そのことに気が付けたら

変わっていくことができます。
 
 
 
 
 
 
 

まとめ

 
 
モンテッソーリ教育では

子どもが望ましくない性質を
 
身につけていることを

逸脱した状態」といいます。





衝撃的な言葉ガーン





子どもが成長過程で身につけてきたもの。


攻撃的だったり

依存的だったり

無気力だったり…。




こういう性格は

子どもの本来の性格ではないといっています。





子どもが心の底から求めるような活動に出会い

無我夢中で取り組むことによって

その逸脱状態はきれいさっぱり消えてしまうそうです。




モンテッソーリ園でも

逸脱した状態の子どもが

劇的に変わっていく様子は

中々見られないのですが




そこまで劇的でなくても

ゆっくりゆっくり

変わっていくことは誰でもできます。









アドラー心理学でも

性格(ライフスタイルというそうです)は

自分で選択するものだと言っています。





そして

「変える決心をする」

ことが大切だといっています。





より幸せに生きていくために

性格を変える。


考え方、行動を変えていく。




楽しみながらだったら

変えていくのも苦にならなそうです爆  笑






ここまでお付き合いいただき

ありがとうございました。