こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
以前5月病予備軍になった息子のことを
記事に書かせていただきました。
記事はこちらです↑よかったら読んでみてくださいね。
現在中1の息子は
小5の夏から不登校。
1年半の完全不登校を経て
今春からオンラインのフリースクールを
受講しています。
ですが
入校してから1ヶ月経ったGW明けに
「もう授業に出たくない。」
と言い始めたのです。
もしかして、5月病?
そして
またやめることになるのかしら?
そんな状態だった息子ですが
それから1ヶ月経ち
どうなったのでしょうか?
ちなみに
学校に行けないから
フリースクールに行っている
通学出来ないから
オンラインで受講している
という考え方は採用していないんです![]()
今の息子が自分で選んだ
だから
オンラインのフリースクールを
受講しています。
息子が自分で通学に変えたいと思えば
それをサポートしようと思いますし、
一条校(法律で学校と認められている)に
通いたいと思えば
同じくサポートしていくつもりです。
息子が自分の心の声を聞いて
決めたことですし
それが出来るのではないかと思っています。
これも自律学習の1つとして考えています。
制限を掛けずに
自分で選び
その結末を自分で体験する。
子どもは環境から学ぶことができます。
失敗してもいいんです。
それを失敗としてみるのではなくて
成長の過程としてみることもできますね。
余談が長くなりました
ではどうぞ♪
5月病は一瞬で終了!現在の息子の様子は?
GW明けに息子が暗~い顔をして
「もう授業に出たくない。」
「でも一度休んだら
また行けなくなりそうで怖い。」
…と言ってきました。
この言葉を聞いて
これは…ガチだ![]()
本当に嫌なんだな…と感じました。
それは1か月前の出来事です。
では今はどうなっているかというと…
オンラインのフリースクールのある生活が
日常になってきました。
自分で生活リズムをそれなりに整えて
時間になれば受講し
課題や勉強を自分のペースで進め
先生にコーチングを依頼する。
オプションの授業などは全く受講していませんが
自分で考えて出来ることをしているようです。
「嫌だ~~!!」なんて言うこともなくなりました。
淡々と過ごしています。
少しずつ
授業を受けることに慣れてきた
のかもしれません。
週に数日、2時間半の授業ですけれど
1秒たりとも授業らしいものを受けなかった
1年半を思うと
確かに慣れるまで大変かもしれません。
今までのことを思えば
それはとてもよく分かります。
不登校になって
エネルギーの消耗が激しくて
自分のやりたいこと以外に使う
エネルギーはほとんどありませんでした。
たとえば
勉強もそうですが
家の手伝いをすることや
外に買い物へ行くことも。
旅行に行く車中の時間だったり
友達家族に合わせて待つ時間なども。。。
普通だったら
我慢にも感じないほどのものです。
でもエネルギーが枯渇しているようなときは
そういうちょっとした我慢も耐え難いものなんです。
ですので…
たとえオンラインだとしても
授業を2時間半も続けて受けることは大変
なのだろうなということが分かりますね。
GW明けからの1か月
ベッドに横になりながら
YouTubeを流しながら
授業を受けている姿を見たこともあります。
「寝っ転がりながら
授業を受けている人もいるんだって」
と私が伝えたんです。
授業は受けたくないけど
休むのはもっと嫌だと辛そうにしていたので…。
でもそんな姿も1度きり。
それ以外は机にパソコンを広げて
淡々と授業を受けているようです。
課題や勉強は
自分のペースで進めています。
少しずつ耐性が付いてきたのかな??
日常になりつつあるのかな??
でもここで油断してはいけないのは
授業を受けることに
息子はエネルギーを使っているということです。
溜まってきたエネルギーを
そこに使っているのかもしれないな~って思います。
エネルギーがないから
授業がない日には
何か新しいワクワクしたことに
熱中することはあまりないのかな~
新しいことを探すエネルギーがないのかもしれません。
趣味のようなものだったり
部活のようなものを楽しむ時間。
もちろん、ゲームをしたり
YouTubeを観たり
本を読んだり
今まで通りしてはいますけれど…。
そんな感じの息子です![]()
何度も出てくる過去の私よ、さようなら
息子の5月病騒動(笑)で
私がしたことは
フリースクールへの
私自身の執着を手放した
ことです。
フリースクールに入ったのだから
もっと勉強したらいいのに…
新しいことに挑戦してみたらいいのに…
そういう思いが湧くのですが
それを手放していきました。
以前のブログ記事にも書いたのですが
息子がやりたいことを見つけて
イキイキ生きていくための手段として
フリースクールを位置づけていたんです。
でもそうすると
フリースクールに執着し始めるのですよね。
私が!!
フリースクールでなくても
いつかイキイキ生きていく
糧みたいなものを見つけるだろう。
具体的な道筋をいくつもイメージしたら
執着心はひらひらひら~と
どこかへ飛んでいってしまいました。
でもこうやって手放しても
また何度も同じような不安や執着に出会います。
先日
遊びに来た息子の友達が
進学塾に通い始めたのです。
帰り際に
自信を感じさせるような力強い背中を向けて
塾へ走っていきました。
そんな喜びを感じそうな
素晴らしい姿にまで反応して
一瞬で強く引き戻されそうになりました。
不安や執着心に!!
「私のせいで、息子のこういう姿が失われたんだ」
「本当は、こういう姿が見たかった!!!」
涙まであふれてきましたよね![]()
でもこれは「引き戻し現象」です。
人が変わろうとしているときに
過去の自分に引き戻そうとする現象が起きます。
無意識の領域では変わりたくないと思っているようです。
以前使っていた思考パターンが一瞬で戻ってきました。
でも…
人が変わるときはそんなもの
だと知っていれば
またマインドを変化させればいいだけです。
「自信」というものは
周りが判断するものではないのですよね。
多少の上下はありつつも
幸せに生きてきた子どもと
挫折を味わい
そこから復活してきた子どもとでは
その自信は意味が異なります。
もしかしたら…
この2か月、コツコツと頑張り
我慢してやっとこなしてきた授業が
日常になるほど慣れてきた。
自分で生活を整えることを
意識してきた息子は
実は自信も育ってきているのかもしれません。
それを
周りが判断したり
後悔したりすることは失礼
なのだと思いました。
こうやって、私自身が変わろうとしては
引き戻されて、でも少しずつ変わっていっています。
息子も同じでしょう。
授業を受けることができた!
でも2時間半も苦痛だな、いやだな。。。
でももう少し頑張ってみよう。
楽な体勢でいいから受けるだけでも受けてみよう。
少し面白い授業もあるな。でも疲れる時間帯もあるな。
課題は無理でしょう。課題はやりたくない。
少しなら課題に挑戦できるかもしれない。
出来たら、うれしい。もっとやりたい。
でもやっぱり面倒だな。最低限にしよう。
課題以外もちょっとやってみようかな。
やっぱり大変だから、たまにでいいか?
他の勉強はどんなことやるのかな?
・・・
息子が心の中でどう思っているのかは分かりませんが(笑)
こんな風に、行ったり来たりしながら
波が上下に揺れるようにして
進んでいっているのではないかと想像してみました。
こうやって、自分のペースで
自分で考えながらやることは
きっと自信につながっていくのではないかと思います。
これが自律学習ですね。
これからどうなっていくの?
こういう成長の仕方が許されているのは
いいな~って思います。
環境だけが提供されており
どうかかわるかは自分次第。
自分でチャレンジ度合を変えることができるんです。
これからも
上下の波に乗りながら
進んでいけるようにサポートしていきます。
それとは別に
他にワクワクすることが見つかるといいな~と
思いますね。
まだまだ未知数です。
私はまたすぐに
執着心が湧いてくるかもしれないので
上手に楽しく手放していけたらいいな~。
できるだけ楽しく、幸せに。
まとめ
いかがでしたか?
ポイントは
自律学習
子どもが
自分で決めて
自分のペースに進んでいく
もし失敗したとしても
自分で直すことができれば
それは喜びにも変わる。
これってモンテッソーリ教育の
考え方と通じるところがあります。
子どもが自分の基準で判断し
自律学習をしていくことができたら
それはその子どもの強みになると思います。
子どもの世代は
人生100年時代。
ものごとをじっくりと
自分のペースで学んでもいいのでは?
と感じます。
親子ともども
自律学習を楽しもうかな??![]()
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。

