「何もしない」
「役に立たない」
「休む」
「だらしない」
こういうことに
人ってどうしてこんなに
「抵抗」の気持ちを示すのだろう。
ここでの抵抗とは
批判とか否定的とか。
その抵抗は
時には人に
でも心の奥では
常に自分に向けている。
たとえば職場とかで
「いつも自ら働こうとしないひと」
「役に立たないと感じるひと」
「すぐに休もうとするひと」
「だらしないひと」
こういうひとがいたら
「おい、仕事しろよ！」
「同じ給料もらってるんだから！」
「あいつは本当に・・・」
なんて直接言わなくても
心の中で思ったり
影で愚痴ったりね
すると思う。
そして自分は
「そんな風にならないようにする」
そんな風にならないように
そんな陰口叩かれないように
本当は休みたいけど
頑張って仕事に行ったり
必要以上に気を張ったり気を遣ったり
「そんなに頑張らなくていいよ」
「休んでいいよ」
って言われても
やっぱりキニナル・・・
昔、職場に
「ぼーっとしているひと」がいて
いつもキチキチ・キリキリしていた私は
その人のことが気になって仕方がなかった。
まさに
「お前も仕事しろよ！
私よりいい時給もらってるくせに」
ってね心で思ってた。
そしてその人の前では
必要以上に働いていたんだけど
それって今思えば
「ぼーっとするなよ！」を
態度で伝えようとしていたんだと思う。
まあ、当然ながら
相手は何も気がつかなかったけどね（笑）
人間関係（嫌な人がいる、も含めて）は
「いろんな自分の姿」を映し出す。
繰り返すけど
「自分の姿」なのだ。
嫌なひととか苦手なひとって
場合によっては
「自分のこと許してあがたら？」
というチャンスだったりもする。
今思えば
あのときの
「ぼーっとしているひと」は
「いつもぼーっとして
何も生み出していないことを
責めていた自分を受け入れてね」
のサインだったのかもって思う。
何かをしなくても
必要以上に頑張らなくても
生み出せなくても
ぼーっとしていても
ぐうたらでも
グズでも
それでも大丈夫
そんな自分でも大丈夫！
どんな自分であっても
自分を責める必要なんて全くない！
「目の前の相手」を通して
「自分」の姿を見ながら
どこまでも
「大丈夫」
「それでいい」
「大丈夫」
「それでいい」
ということを
本当は伝えてくれている。
目の前の相手＝自分
だから嫌な部分を変えなさい
ということではなくてね。
変えなければいけないことは
「嫌な自分」ではなく
「嫌な自分を否定すること」
「あ〜この人嫌だな」
と思うひとがいたら
その人の何が嫌か考えてみる。
でもきっと
それと同じことを
自分にもダメだししてると思うよ。
嫌だなと感じる
その人への抵抗よりも
さらに強い抵抗のエネルギーで。
だから
嫌なひとが身近にいると
ストレスが大きくなっちゃうんだよね。
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