赤ちゃんと彼女を迎えにきたのは砂漠の国のイケメン皇太子 小説「アラビアの花嫁」感想 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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アラビアの花嫁【ハーレクイン文庫版】 (ハーレクイン文庫)

著者 : リン・グレアム

ハーレクイン

発売日 : 2016-09-29

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ストーリーがモロ、私の好みだったものでー笑
最初からドキドキしながら夢中で楽しめました。

ヒロインは奔放な従姉が砂漠の王国の皇太子のご落胤を妊娠、出産し、その赤ちゃんの面倒を見ています。従姉は事故死してしまっています。
いわば、従姉の尻ぬぐいというと聞こえは悪いですが、そういう損な役割をしているわけですね。
でも、彼女は赤ちゃんに対して、母親のような愛情を抱いています。
そんな時、皇太子の弟が赤ちゃんを迎えにきます。
お兄さんは死んでしまったので、今は彼が皇太子であり、甥を引き取りたいというのです。
従姉とヒロインがたまたま同じ名前であったことから、皇太子は彼女を奔放な従姉の方だと思い込み、辛く当たり、
ー君には母親の資格がない。
と決めつけます。
何とか赤ちゃんと離れたくない一心で、ヒロインは従姉と間違われているのを利用し、彼を脅迫して強制的に結婚に持ち込むのです。

「愛なき結婚」、「シークレットベビー」、「シーク」、ハーレクインの人気王道ロマンス要素が天こ盛りの作品でした。
ヒーローもヒロインもが幼い赤ちゃんのことを一番に考えているところが良いですね。
面白く読ませて頂きました。
ストーリーが王道すぎるのと、後はヒーローがちょっと最初はどうかな?ー例えば、甥を引き取るだけ引き取って、後は誰かに育てさせようとかいう、いかにも高貴な人が考えそうなこと、あまり情があるとは思えないーという部分があったので、☆マイナス2です。