【現代に生きる転生者】ダライ・ラマ14世のご英断に思う事。映画「クンドゥン」感想その② | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、おはようございます。


 昨日もご報告しましたように、とりあえず最新作の下書きが完成しましたので、久しぶりにこの

 

時間に更新できそうです。



 

 昨夜、「クンドゥン」という映画を見て、その感想だけは先にアップしておいたんですが、今朝は

 

感想の続きというか、昨夜は書かなかったことをお話ししてみたいと思います。

 

 まず、ダライラマを決めるための転生制度について。

 

 私はとても興味があります。どちらかというと転生制度そのものよりは、「転生」ということに興

 

味があるのです。

 

 自分でも「転生者」を主人公とした小説を書いた経験があり、現実として、いわゆる転生物とい

 

われる転生した人を主人公にした作品は多いです。

 

 やはりドラマティックというか、ロマンを感じるからでしょうか。

 

 仏教では輪廻転生という考え方があるので、もしかしたら、この世の人は皆さん、前世はどな

 

たか別の人の人生を生きていた、つまり誰かの生まれ変わりである可能性もあります。

 

 しかし、仮にそうであったとしても前世の記憶をもって生まれる人は珍しく、結局、自分が誰か

 

の生まれ変わりであるかは判らないんですね。

 

 これほど文明が発達して、人類が宇宙に行ける時代にもまだ、ある意味ではスピリチュアル的

 

な考えが当たり前とされているからこそ、転生制度というのは余計に神秘を感じるのかもしれま

 

せん。

 

 そういう世の中だからこそ、転生制度はこれからも残って欲しいし、残すべきではないかと考

 

えます。

 

 ただ、ダライラマご自身は転生制度については明確な言及はされておられるというか、肯定も

 

否定もされていなかったのではないでしょうか、、、

 

 私はダライラマ14世という方にとても深い敬意と興味を抱いていますので、折に触れて、お言

 

葉などをネットで読む機会があります。

 

 確か、そうではなかったかと思うのですが、違っていたら申し訳ありません。

 

 そして、感想では書けなかったことが一つだけあります。

 

 

 それは、法王様の人としてのすばらしさです。

 

 確か政教分離を決断され、実行されたのではと思います。昔からダライラマという地位はチ

 

ベットの宗教だけでなく政治的にも最高指導者であり続けたのに、ご自身の代で政教分離をさ

 

れ、ご自分は宗教的なことだけに関与されるという姿勢をはっきりと示されたと聞いています。

 

 なかなかできることではないと思います、私のような超俗人、凡人が言うのもおこがましいです

 

が、、、

 

  先ほど、たまに法王様のインタビュー記事などを読むと言いましたが、何か政治的な問題に

 

ついて質問された時、法王様は

 

―ご自分は既に選んだ人に政治は任せたから、そういう政治的な問題には触れない。

 

 と、明言を避けられたそうです。

 

 過去から何度も生まれ変わった連綿と続くダライラマでいらっしゃいながらも、まさに「現代に

 

生きておられる」ダライラマであるといえるのでしょう。

 

 この映画、映像もとても美しく、映画としても素敵です。

 

 気になるのは映画で主演を務め、ダライラマの若き日を演じた青年です。ダライラマご自身の

 

親戚だということですが、もう三十代後半くらいにはなっているのではと思いますが、その後、ど

 

 

んな道に進まれたのでしょうか。

 

 俳優になったのか、それとも一般人としての生き方を選んだのか。彼のその後の人生に偉大

 

なる人を演じた影響があったのか。これにも興味を感じます。

 

 お勧めの作品です。