【帝王切開】―「緊急」と「予定」は手術室の雰囲気が真逆~今日は求婚の日 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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皆様、こんにちは。

 今日は末っ子の調子がまだイマイチだったので、次女と買い出しにいきました。
 
 で、スーパーで何となく娘が
 
―今日、何日だったっけ?
 
 と言うので、
 
―27日だよ。あんたの誕生日でしょ。
 
 と、応えました。
 
 そうなんです、今日は次女の誕生日。
 
 15年前の今日、次女か帝王切開で産声を上げました。ちょうど今の時間より少し早いくらい、
 
午後一時過ぎでした。
 
 長女、長男、三女ともに緊急帝王切開であったにも拘わらず、次女だけが予定帝王切開。
 
 緊急というのは当然ながら、母体か胎児の様子に異変があり、緊急に出産しなければならな
 
い時に行われます。
 
 長女と長男は胎児が仮死状態になり、三女のときは私自身が上位胎盤早期剥離で、出血をし
 
ました。
 
 次女のときだけが特に問題もなく、十ヶ月に入った健診のある日、先生が
 
―そろそろ手術の日を決めないといけんなぁ。
 
 と、本当にさりげなく言われ、
 
―今度の日曜の27日はどうですか?
 
 と、言われました。陣痛が来る前に出産したいので、38週と三日くらいの頃が赤ちゃんも大きく
 
なっているし、陣痛が来るぎりぎり手前くらいの時期であるから適当だということになったのでは
 
ないでしょうか。
 
 上の子二人のときは39週に入って陣痛が来ていますから、先生もそれを見て決められたのだ
 
と思います。 
 
 偶然でしょうが、その日は「大安」でした。
 
 よく帝王切開で生まれる子はあらかじめ誕生日が決まっているといいますが、それはあくまで
 
も予定の場合だけです。当たり前ですが、緊急では判りません。
 
 次女は生まれる前に誕生日も決まりました。
 
 そして、予定どおり1月27日に生まれてきました。
 
 このお話はたぶん以前もしたと思うのですが、緊急帝王切開だと赤ちゃんが生まれたときも、
 
お医者さんや看護士さんは「おめでとう」とは言いません。
 
 処置に追われていて、それどころではなく、緊迫した雰囲気が漂っている中ですべてが進んで
 
いきます。
 
 しかし、予定帝王切開だと赤ちゃんが体外に出た瞬間、先生がまず
 
―おめでとう。
 
 と言われ、看護士さんたちが揃って
 
―おめでとうございます。
 
 と祝福してくれます。
 
 更に―午後一時十三分です
 
 と、時計を見ながら出生時間を看護士さんが伝えています。
 
 緊迫感はありませんし、手術室内は和やかなムードです。
 
 後にも先にも出産直後に「おめでとう」と祝福されたのは次女のときだけでした。
 
 長男のときは
 
―ああ、良かった、赤ちゃんが無事だった。
 
 
 と、先生は開口いちばんに呟かれていました。
 
 今になって思えば、危ないところだったのかもしれませんね。
 
 そんな状態の中で、「おめでとう」は流石に出ないかもしれません。
 
 次女は今日、15歳になりました。
 
 今週中には私立高校の受験があり、昨日はお友達と受験高校まで下見にいったという次女。
 
 数日後には、長女―お姉ちゃんが通った高校を受験する予定です。