私が聞いた怪談の中でいちばん怖くて切ない話。 | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
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怖い体験したことある? ブログネタ:怖い体験したことある? 参加中

皆様、こんにちは。


 昨夜から当地はずっと雨です。


 冬の雨って、冷たいですよね。身体の芯まで滲みるというか、、、雪


 昨夜、漸く単位認定試験が終わり、何だか一挙にドッと気が抜けたラビ村です。


 1月早々から、これでも少しずつは勉強してたりしたので、何か急にやることがなくなったような―笑


 とりあえずは小休止ですね。


 さて、今日のお題怖い体験ですね。


 私、まずこれだけを見て、あ、あの話だ! とピンと来たお話がありました。


 でも、お題解説? を読んで、また思い出したことが一つ。


 私もこれと凄くよく似た体験があるのです目


 まだ主人と結婚する前というか、交際期間ですが、主人が自宅に遊びにきたことがありました。


 母が手料理でもてなしてくれたのですが、


 それを食べ終えて二人で話していたところに、何か黒い影がさっと眼前を横切っていった!


 ーすわ、何ぞや叫び


 二人とも驚いて飛び上がるほどだったのですが、ほどなく正体が判りました。


 何とコウモリでした叫び 


 そのときは「ギャアー」と悲鳴を上げて混乱しっ放しだったこともあり、よくは憶えてない


 のですが、主人がどこかの窓か玄関の戸を開けて、コウモリは出ていったと思います。


 とはいえ、主人の方もかなり慌ててましたけどね。


 その出来事からまた日を経ずしてですが、今度は一人でした。


 自分の部屋の鏡の前に立って髪をとかしていました。


 また黒い影がよぎり、私は


( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚―ギョエー。


慌てて逃げ回りました。


気がついたときは、コウモリはまたいなくなっていました。


思えば、当時は夕方頃になると、コウモリが空を旋回しているのをよく見かけていましたね。


今はまったく見られなくなったけど、どうしたのかな、、、


と、逆に久しぶりに思い出して考え込んでしまいました。


その二度の事件? のときは、たまたま、どこかから迷い込んできたのでしょう。


カラスではないけれど、コウモリも結構迫力があり(ありすぎかも)ました。


流石に、それ以降は夏の暑いときでも開け放したりすることはなくなったので、


コウモリも入ってこられなくなったのだと思います。


でも、今はコウモリそのものを見ないなぁ、、、


それから、最初に思い浮かんだ話は、テレビでよくやる心霊特集の番組のことです。


その昔、私もよくそういうのを見ていました。


怖いもの見たさの癖に、そいうのを見ると怖くて夜のトイレに行けなくなったりとか―笑


お風呂で髪を洗っているときに、背後に誰かが立っているような気がしたりとか―笑


ある日、そういうのを見ていました。


島根県のとある自殺の名所が紹介されていました。


どうも谷川の上に橋がかかってて、そこから身投げをする人が多い、


しかも、それが皆男性ばかりなのだそうです。


で、霊能者、いわゆる「視える」人がリポーターと現地へいきました。


すると、霊能者が突然、橋のたもとをさして


―いますね。あそこ。


 映し出された場所は何もありません、少なくとも霊感のない人には何もないように見えます。


 霊能者の女性はそこに歩いていき、しばらく立っていました。


 もちろん、リポーターは青ざめた顔で


―何も見えませんが。


 と言うだけ。こういう番組ではお決まりのパターンです。


 しばらくして霊能者が淡々と話しました。それによれば、昔、この近くに若い女性が住んで


いたそうです。時は戦国乱世。彼女と結婚の約束をした恋人は戦に行きましたが、その間際、


必ず帰ってくるからと、女性はこの橋のたもとで待つ約束をしたそうです。


 しかし、彼は帰りませんでした。彼女は約束を守り、ずっとここで彼を待ち続け亡くなった。


その霊が今もさまよい、ここを通りかかる男性を恋人と思い込み手招きする、そのため、男性


の自殺者が多いのだと霊能者は語りました。


霊能者には満開の桜の木の下で舞う若い美女が見えているといいます。


そこまで聞いて、また何もない場所が映し出され、私は背中がゾクッ。


いや、実は今も何か悪寒がしてます、、、


その番組では霊能者がその場所に清めの塩やお線香をお供えして祈りを捧げたそうです。


また、霊能者はこんなことも言いました。


―橋の下の谷底には男性が見えますね。きっと女性の霊に招かれて身を投げた人でしょう。


また何もない谷底が映し出され、ゾクッ( ̄□ ̄;)


いや、こういうときにつくづく思いますが、「視える人」じゃなくて良かったと思います。


その後、その場所がどうなったのかまでは判りませんが、、


その番組の終わり、これはもちろん役者さんがやる再現というかイメージ映像ですが、


キレイな着物を着た戦国時代風の女性が真っ赤な口紅を塗り、目をつり上げて


出てきて、ナレーションで


―今度は彼女はあなたを待っている!


と、ドアップで流れて終わりました。


ゾクゾクゾクっ、、、(  ゚ ▽ ゚ ;)


私、男じゃないし、そんなことは行く予定もないし。


何故か必死で自分に言い聞かせてた―笑

  

ああいう番組は本当によく考えて作られていますね。


効果音とか、見る側の恐怖をあおるように入っています。


ただ私がいちばん怖いのは、やはり何も映ってない画面を見て霊能者が


―います、そこに見えます。


とやっているのがいちばん怖いです。


他の似たような番組で、廃病院にいった霊能者があちこちをさして


―あそこにいます、ここにもいます。


 と、やっている中に同行したリポーターはどんどん青ざめていってましたが、


 あれは当たり前だろうと思います。


見えても怖いでしょうが、相手に見えるものが自分には見えないというのも怖い。


それはともかく、その手の怪奇特集を私は幾つも見ましたが、


あの橋のたもとの女性の話は今でも心に残っています。


背筋が冷たくなるほど怖い話ではありますが、考えてみれば、とても気の毒ではあり


切ない話ですね。


恋人はどうやら戦で亡くなったらしいとのことです。


死んで気の遠くなるような時代が流れても、その想いは消え去らないほど強いものだった、


何か考えさせられる話です。