親の姿を教えられた | FLOWERS~ めぐみの夢恋語り~・ブログで小説やってます☆

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一瞬一瞬、1日1日を大切に精一杯生きることを心がけています。
小説がメイン(のつもり)ですが、そのほかにもお好みの記事があれば嬉しいです。どうぞごゆっくりご覧下さいませ。

皆様、おはようございます。

 今日は少し親子関係について、私が最近感じたことなどをお話ししてみたいと

 思います。

 ブログにはあまり登場しませんが、私の歯はは78歳で健在、

 一人娘で主人に婿に来て貰ったので、私は大学に行くための四年間以外

 は母と同居してきました。

 この母から私は若いときはむろん、色々と教えられることが多いのですが、

 つい先日もこのようなことがありました。

 子供たちが風邪で次々と体調を崩し、どうしても私がすべてに眼が行き届かない分、

 母が気に懸けてくれて世話をしてくれます。

 そのときに感染したと見え、母が風邪を引きました。

 足腰は弱い母ですが、全体的な健康状態は完璧で、この歳で持病の一つもありません。

 どうやったら、そんなに長らく健康を保てるのか、

 この歳で血糖値やらを早くも気にしている私には信じられないのですが―、

 子供としては、幾つになっても親には元気でいて貰いたいのは当たり前ですよね。

 そして、この間もお話ししたように、私自身も体調を少し崩してしまいました。

 母は高齢なので、ちょっとした病気が大事になる可能性はあります。

 そこが普段は健康とはいえ、若い人とは違う。

 たかが風邪と軽く見て、取り返しのつかないことになってはいけません。

 私も心配して、母にあまり負担をかけないようにしていました。

 ところが、私が日赤に行ってからというもの、母は自分の風邪がまだ完治していないのに、

 あんたは休んでどかれえ。

 と言って、自分はしんどいのに、私を休ませてようとしてくれるのです。

 これには本当に涙が出そうになるほど有り難いことだと思いました。

 幾つになっても、母には私が守るべき子供のように見えるのでしょう。

 よく体調を崩した誰かに話すと、

 親はなかなか休めないから、大変よね

 そういう言葉が返ってきます。

 親は身を挺してでも、子どもを庇う、

 恐らく、それは人とて生まれたときから本能として備わっている感情でしょう。

 当たり前のことかもしれませんが、

 高齢で風邪が癒えない身体で私を気遣う母の姿に

 深い慈愛の心を感じました。

 親というものは本当にありがたいものです。

 その点、子どもは親を裏切るものだと私は思っています。

 私が母を裏切るとかどうか、という問題ではなく、一般的な次元でのことです。

 裏切るというと言葉が悪いですが、例えば、

 息子が結婚して母親と妻とどちらの味方をするか?

 娘にせよ息子にせよ、親が認めないと反対した相手との結婚でも

 当人が強く望めば、親との縁を切ってでも相手との結婚を貫くでしょう。

 たとえが適当ではないかもしれませんが、

 そういう意味で、子供は親を裏切ると考えています。

 しかし、親が子供を裏切ることはあり得ません。

 親の愛は無償です。

 たとえ裏切られても結果的に踏みにじられるようなことになっても、

 親は最後まで子供を信じて、子供のために犠牲になろうとする。

 そして親を裏切った子供もやがて結婚して親となり、

 裏切られたときの親の気持ちがわかるようになるときがくる。

 その繰り返しだと思います。

 そう考えていくと、親の愛というものは尊いものですね。

 私は親の子に対する愛は仏様が衆生を慈しむ仏様の慈愛に

 似ていると思います。