本当は別ネタで書こうと考えていたのですが、たぶん、またしても前置きだけで
かなりのスペースを取ってしまうと思い、ちょっと変えてみました。
昨夜、読み終えたばかりの小説の余韻にまだ頭までどっぷりと浸かっているラビ村。
いつかも似たようなことを話した記憶はありますが、
私は小説でも音楽でもドラマでも、こういう非常に強烈な印象を与える作品に
出会うと、しばらくは忘我の境地を漂います→危ない人ではありません-笑。
なので、この次に読む本というのは、何か印象が薄かったりします。
たぶん、普通に読んだら面白いはずなのに、その前に読んだ作品があまりに鮮烈
すぎて、感覚が鈍くなっている-そんな感じです。
これは自分の書く小説にもいえます。
その作品にあまりに入れ込みすぎると、次に新しい作品に取りかかるときが
少々厄介です。
しかし、基本的に私は、小説というのは書き終わって公表した時点で
それはもう一人歩きを始めたと考えています。
言うなら、娘を嫁に出した親の心境。
どうなるか心配だけれと゛も、親が1人で心配していても仕方ないということで、
後は娘が皆様に可愛がって頂けるのを願いつつ
遠くから見守るしかすべはない。
なので、いつまでも過去の作品に拘り続けるよりは、次の作品に向ける
新たな活力を持った方が良いと思うので、気持ちの切り替えは
大変なときもあるけれど、まあ、思い切ってやります。
ところが、自分が鑑賞する側だと、別にそういう制限もないので、
いつまでも余韻を引きずってしまう。
そういうわけで、しばらくはまだオスマン帝国のハレムをさすらうことになる
でしょう-笑。
早速、次の小説を手にしましたけど、やっぱり、なかなか内容が頭に入ってきません。
もし無人島に流されるとしたら、私は何よりも山のような未読の本を船に乗せます。
それくらい、活字がないと生けていけません。
テレビはなくても我慢はできますが、本がないと我慢はできない。
もしかしたら、欲張りすぎて本の重みで船が出せないかもしれませんね
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fwww.dhcblog.com%2Fimage%2Femoji%2F01.gif)