二つ目。
読みためていた本が増えすぎたので、思い切って売却をすることにしました。
とりあえずは、読書メーターのウェブ書棚に手放す本を入れて、
自分が何を読んだかだけは記録として判るようにして、
昨日の夕方、配送業者が本を取りにきました。
それで、もう今朝にはツタヤの買い取りセンターから連絡があり、
査定が終わったとのことでした。
な、なんと売った本が四〇冊に対して、査定額は2800円程度
これにはコケました。
ところで、皆さん、私はこういうことは初めてだし、古本の相場については
まったく無知なんです。
なので、詳しい方はこの話を聞いて、
そんなの当たり前というか常識じゃないかと呆れられるかもしれませんが、
これはあくまでも無知な人間の感想だと思ってください。
文庫ばかりなので、大体一冊600円として、合計24,000円。
これが私が買ったときの値段です。
それが売却したら、何と2800円。
正直、5,000円くらいの査定額は出るのではと思っていたので、
信じられませんでした。
もちろん、本の状態によって決まるのは理解できるけど、
それにしても、いちばん高い買い取り額がついたのが150円、
状態が悪いのが一円で、それが八冊もあったそうです。
しかし、私が送り出すときは、そこまで状態が悪いものはなかったと
思う。
まあ、これも業者の眼と素人の判定基準は違うでしょうから。
しかし、店で売っている古本には結構な値がついて出回っているのに、
引き取り額がたったこれだけというのは、あまりにあまりという気もします。
まあ、下世話な言い方をすれば、ぼったくりの世界です。
誤解しないで頂きたいのですが、私が今回、落胆したのは
査定額が低かったことではありません。
売ると決めたときから、家で眠るよりは誰かにまた読んで貰えば良いと
ボランティアでも良いと売ることにしたのです。
しかし、あまりに低い査定額だと、何か自分の読書の歴史そものもが
そんな風に見積もられたような気がしてなりません。
それだけの値打ちしかない本を読んだかという。。。
いや、矛盾したことを言ってるかもしれませんが-。
私が心外だというようなことを言ったので、向こうはキャンセルしても良いと
言いましたか゛
巨大段ボールいっぱいの本を着払いで送りつけられたら、
それこそ今回の査定額以上の送料を取られます。
今回は残念ですが、良い勉強をしたと思い、そのまま引き取って貰うことにしました。
もう二度と、本は売りません。
自分が大切に読んだ本がそこまで低い価値をつけられるとすれば、
私はいやです。
どれだけたまっても、箱に入れて保管しておきます。
売るよりは、図書館に寄贈した方がはるかに有意義です。
今回は大変、意義深い教訓を得ました。