こんにちは！
マインドシフトナビゲーターのMegumiです。
今日のお話は『脳はめちゃくちゃいい加減』という内容です。
今日の話の要点は、
「脳はなんでも自分の都合の良いように
物事を理屈づけるので、
使い方を間違えないようにしよう」
ということです。
「吊り橋効果」という言葉を
あなたも聞いたことがあると思います。
足がすくみそうな高さの吊り橋で、
落下の恐怖や不安で胸がドキドキしている最中に
出会った異性に対して、
恋愛感情が芽生えるというものですが、
これって、脳が恐怖のドキドキと
恋愛のドキドキを勘違いしてしまうことで
起こる現象なんです。
生きるか死ぬかの恐怖のドキドキと
恋愛のドキドキなんて、
全然関係ないものなのに
脳はそんな違いも理解できないんです。
似たような例で言うと他にも、
「ゲレンデマジック」というものもあります。
これは、自分のスキーの腕前に自信がない状態で、
ゲレンデでたまたま
自分を助けてくれる異性に出会うと
必要以上にその相手のことを、
魅力的な存在だと
脳が解釈してしまうというものです。
「あら、素敵！」
と思って連絡先を交換して、
いざいつもの日常の中で再会すると、
「あれ？こんなフツーの人だったっけ？」
という何とも残念な感想を持ってしまうのも、
脳は冷静さを欠いて、その場の情動で
勝手にそれらしい理屈を作って
現実を解釈してしまうという
いい加減な存在だということを
表しています。
この脳の特性を利用すれば
プラシーボ効果のように、
実際には薬の効能のない食べ物でも
体に良い影響を与えることもできます。
つまり、脳は簡単にだませるということなんです。
言い換えると、今、あなたの現実の中で
都合の良いことも悪いことも、
脳が真実を正しく理解しているのではなく、
何らかの思い込みや誤解が生じている状態を
「これは自分にとっては良いことだ」
とか
「こんなことが起きて最悪！」
と、
勝手に良いとか悪いとか解釈して
そのように現実を観測しているだけの
可能性がめちゃくちゃ高いんです。
しかも、その偏った情報で
脳が観測する現実は、
もう、どうやってもそういうふうにしか
見えないくらい、
リアリティと臨場感があるので
理性の力でそれを軌道修正しようと思っても
なかなか難しいんですよね。
ということは、
うまく自分の都合の良いように
脳をだますことができたら、
自分の努力や力技で現実を変えるよりも
簡単にスムーズに
現実を変えることができるという
ことでもあります。
では、
どうやって脳をだますのかということですが
その前に、
現状あなたの脳は
あなたの現実をどんなふうに解釈しているのかを
チェックしてみましょう。
以下の質問に答えてみてください。
Q1.これまでの自分の人生を振りかえって「失敗」が多かったですか？
「成功」が多かったですか？
Q2.あなたがこれから手に入れたい理想の未来は、
「絶対手に入る」と思いますか？
「きっと無理だろうな」と思いますか？
ここで出てきた答えが、
あなたの脳が勝手にそうだと
決めつけている「あなただけの答え」です。
もしも、「失敗の方が多い」と答えたなら
あなたの脳は、
その過去のたくさんの体験の中では
自分にとって不都合なことが
たくさん起きたと解釈しているわけですが、
その「不都合なこと＝失敗」という
レッテルを貼っているがために、
もしかしたらこの先の人生を変えるような
大きな気づきやスキルが得られている
「成功」があるかもしれないのに、
その部分には目を向けることが
できなくさせてしまっています。
例えば、
・悪い習慣を止めるきっかけ
・他人の気持ちを深く理解できる力
・もっと効率良く作業するための工夫
・より良いサービスを生み出す機会
などの、大局的視点で見ると
手痛い経験ではあったけれども、
人生を好転・発展させる良い機会
だったよな、と気づけるチャンスを
逃しているということです。
同様に、これから先の未来に対しても
「きっと無理だろうな」
という思い込みを持ってしまうと、
あなたの脳のRASという、
意識のフィルターを通して
無理だと感じる材料ばかりを
探し続けることになるので、
結果として
理想の未来を手に入れることなく
人生を終えることになる可能性が
とても高いです。
（RASとは、
「赤い鞄が欲しいな」と思うと、
無意識に、街の中でもネットでも
赤い鞄を探してしまう脳の機能です）
さて、現状あなたの脳が
過去の経験を「成功が多く」、
理想の未来も「絶対に手に入る」と
思ってくれているなら、
どうぞそのまま
安心して日々を過ごしてください。
毎日の生活の中で、多少嫌なことや
上手くいかないことがあったり、
なかなか現実が動いていないように見えても、
それでもあなたが、
過去の自分は概ね「成功が多い」し、
理想の未来も「絶対に手に入る」と思えているなら、
その嫌なことや上手くいかないことは、
成功や理想の未来のために
怒るべくして起こったイベントなので
気にすることはありません。
たくさん食べて、漫画でも読んで、
さっさと寝てしまいましょう。
でも、過去に「失敗」が多かったり
理想の未来に対して「たぶん無理」と
感じているのなら、
過去の出来事の中から、
成功と思える部分を探して、
脳のデータを成功体験に
変えてあげる必要があります。
先ほども例で出したように、
出来事には必ず探そうと思えば
「良い面」と「悪い面」があります。
どれだけ失敗だらけの人生でも、
その中から「得られたこと」というのを
見つける習慣が、
脳に「成功を錯覚させる」トレーニングに
なります。
理想の未来を手に入れることが
「たぶん無理」と感じているのも、
過去に成功が少ないからこそ、
「今までもダメダメだったんだから、
この先もダメダメだよな」
という、統計的判断をしているだけなので、
まずは過去に自分が「失敗」だと
レッテルを貼っている体験の中から、
・学んだこと
・気づいたこと
・できるようになったこと
を探してください。
その「ギフト」は、その出来事が
なければ、絶対に手に入らなかったものです。
一見、失敗に思える嫌な体験を通して
成功したことは何か？を
考える習慣は、
あなたの脳に、
「なんだ、俺の人生は失敗だけじゃないじゃん。
嫌な思いと引き換えに、何かしら成功していたんだ」
という、成功体験を積み上げていくことが
できます。
その繰り返しで、
理想の未来に対して否定的だった
今までの感情が徐々に、
「成功までは紆余曲折あるかもしれないけど、
きっと大丈夫だろう」
という意識に切り替わっていきます。
あなたが固定観念的に考えている、
「自分自身についての評価」
「人生とはこういうものだという考え方」
とは、いい加減な脳が、いい加減な偏見に基づいて
形作っているものだということを理解して
自分を傷つけたり、否定的な考え方に
使わないようにしましょう！
「過去の失敗の中から成功が見つけられん！」
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