



北海道鉄道東札幌駅・苗穂駅までを直流電化し、1931年(昭和6年)7月25日から自社の電車で乗り入れを開始、1957年(昭和32年)8月12日以降は乗り入れ用に新製した自社の気動車で国鉄千歳線を経由し、札幌駅まで乗り入れを行なっていた。
この気動車は、自社線内を付随車扱いで電車と併結、豊平 - 札幌を定鉄気動車単独、または東札幌 - 札幌を千歳線気動車列車に併結という形で運転されていた。
1969年(昭和44年)の廃止当時は約半数の列車がここを市街側の発着駅として残る列車は国鉄線の直通気動車で電車と併結解放を行っていた。
1918年(大正 7年)10月18日:定山渓鉄道の豊平駅開設。
1929年(昭和 4年)10月25日:定山渓鉄道線電化。国道36号脇に新駅舎(2代目)移転開業。
1969年(昭和44年)11月 1日:定山渓鉄道線廃止に伴い、豊平駅廃駅。
2代目豊平駅の東側には国道36号を横切る手動踏切があった。国道にはすすきのから札幌市電豊平線(1929年(昭和4年)開業、1971年(昭和46年)廃止)が伸びており、国鉄乗り入れとは別ルートで札幌市街へ連絡していた。
2代目駅舎と駅舎側ホームは廃止後も残存。じょうてつ不動産部の事務所として活用されたが、老朽化のため2005年(平成17年)に解体された。現在は同不動産のマンションが建っている。
