




東西線の利用客
「東西線を東豊線の車両が走るって聞いたんですけど?」「見たことない。ちょっと数を増やす臨時便とかですかね」「意識して見たことがないから分からない」
なんと!毎日利用する人も見たことがないという。本当に、東豊線の青い車両なんて来るのだろうか?しばらく張り込んでいると・・・
調査員「来ました!青い車両です!なぜか東西線を東豊線の車両が走っています」
確かに東西線なのに、東豊線の車両が来た。この日、確認できた東豊線の車両は、9時台に3本、10時台に1本のあわせて4本。
札幌市交通局 髙橋英広 運転係長「実は大通駅の構内には、地下鉄東豊線と東西線を繋ぐ 秘密の連絡線という線路があります」
札幌市営地下鉄から特別の許可をもらい、東豊線の車両にカメラを設置。
札幌駅を出発した車両は、本来の車線をはずれ、大きく右に。この通路こそが、職員しか見ることができない秘密のルート!2回のチェックという厳重な警戒を越え、たどり着いた先が・・・東西線・西11丁目駅!
西11丁目駅を出発した車両は、通常通り東西線を走行。そして西28丁目駅を出ると、いくつもの分岐を超え、何やら建物の中へ。この建物こそが西車両基地。先ほどの建物の地下が、東豊線の車両基地になっているのだ。