都市鉱山より金を産出 | スチャラカでスーダラな日々

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故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

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電子機器内の基板都市鉱山都市鉱山から金を産出1トンの鉱石から採掘できる金属のイメージ都市鉱山とは、1988年に東北大選鉱製錬研究所の南條道夫教授らによって提唱されたリサイクル概念で、地上に蓄積された工業製品を資源とみなして「都市鉱山」と名付け、資源をそこから積極的に取り出すこと試みる概念です。

電子機器内の基板(都市鉱山に対して「都市鉱石」)には様々な部品が存在。各部品の中には、レアメタルやレアアースを含む希少・有価な金属を含有するものもあります。右画像は携帯電話に含まれる都市鉱山の元素です。

現代の科学産業にとって不可欠でありながら、産出量が少なかったり、精製が難しかったり、あるいは産出する地域が偏っている「希少な金属」のことを「レアメタル」と呼びます。

日本の場合ニッケル(元素記号はNi)やチタン(元素記号はTi)、コバルト(元素記号はCo)など31種類がレアメタルに指定されています。

産出する地域での希少性でいうと、たとえば水素燃料電池や抗がん剤の素材になるプラチナ(元素記号はPt)は、世界の総生産量の約64%を南アフリカ共和国が独占。

非常に硬度が高いことで知られるタングステン(元素記号はW)は中国が約82%。バッテリーなどに使われるリチウム(元素記号はLi)はチリ、アルゼンチン、ボリビアの南米諸国だけで80%を占めています。

現代社会はレアメタルからつくられる高機能材料に支えられているといっても過言ではないが、その供給基盤が安定しないことは大きな問題となっています。

そこで注目されているのが「都市鉱山」。都市部から排出された電気・電子機器の廃棄物を積極的にリサイクルし、そこからレアメタルを取り出して再利用することは、代替材料の開発と合わせて注目度が高まっている。

都市鉱山から資源を回収するためにはリサイクルの採算性をはじめ、課題が山積み。それでも日本国内に蓄積されているリサイクル対象となるレアメタルの埋蔵量は、世界有数の資源国に匹敵するともいわれていることから新たな再生利用技術の確立に期待が寄せられています。

レタスクラブより記事を抜粋

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