![南鳥島EEZでのレアメタル採掘](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/17/megomegoco/f2/6d/p/o0433071015455463075.png?caw=800)
![南鳥島](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/17/megomegoco/46/94/j/o0590034915455463074.jpg?caw=800)
![コバルト含む石「マンガンノジュール」が密集](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/17/megomegoco/08/26/j/o0670038015455463072.jpg?caw=800)
レアアース泥は、レアアースを豊富に含む泥で、12年に同島沖の排他的経済水域(EEZ)の海底でも確認された。同島沖の埋蔵量は国内消費量の数百年分相当と推計される。
採掘には内閣府の事業で2022年8~9月に茨城県沖で試験が成功した世界初の技術を用いる。試験では海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が深さ2470mの海底まで「揚泥管」を伸ばし、ポンプで1日約70トンの泥を吸い上げることができた。来年度以降、深海に対応するためにポンプの強化や揚泥管の延長などを進め1日350トンの採掘を目指す。
中国では鉱山などで採掘できるのに対し、深海の底からの採掘はコストをどこまで下げられるかが課題となる。政府は今後5年間で効率的な採掘・生産の手法を実現させ、28年度以降は民間企業が参入できる環境を整えたい考え。
レアアースは、スカンジウムやイットリウムなど17種類の元素の総称。供給量が減ればスマートフォンやパソコン、次世代自動車などの生産に支障が生じ、国民生活にも影響が出る。
現在はほぼ全量を輸入に頼っており、6割は中国から輸入している。中国はレアアースの輸出管理を強めており、供給途絶のリスクが懸念されている。このため、政府は経済安全保障推進法に基づき、国が供給確保に関与する「特定重要物資」にレアアースも指定する方針だ。
読売新聞オンラインより記事と画像の一部を引用
![南鳥島沖のレアアース埋蔵量](https://stat.ameba.jp/user_images/20240624/17/megomegoco/d7/e5/j/o0600026515455463071.jpg?caw=800)