弘前城二の丸は三分散りですが、本丸では散り始めです。歩道が砂利道で内濠があるため開花時期が遅くなります。最も石垣工事をしているので、内濠は半分以上埋め立てられています。
本丸は枝垂れ桜が多く植えられているので数少ないソメイヨシノの開花状況をご覧ください。現状満開で散り始め寸前ですね。
以降の記事は千田嘉博のお城探偵より引用。
2024(令和6)年4月現在、天守台と本丸東側石垣の解体修理は、今年度中に残り549個の石を積み直せば完成する。そして2026年に再び「曳屋」をして、天守は天守台に帰還する。そうなれば、もとのように天守を見学できると誰もがイメージする。しかし天守が天守台の上に戻っても、実は誰も見学できない。
天守が天守台の上に戻ったら、建物としての修理を行うために巨大な保護施設で覆い、屋根の修理や耐震補強工事を行う。この間、外からはあまり見えないし、内部の見学もできない。私たちが再び天守を見学できるようになるのは、2033(令和15)年頃になる見込みである。
弘前城の天守内部を見学できるのはあと2年ほどで、その後7年程度は見学できない。工事の進捗(しんちょく)状況によって時期の異同はあるだろうが、天守に入れなくなるのは避けられない。