明治チェルシー | スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

チェルシー 1971 シモンズ

明治 チェルシー バタースカッチ明治 チェルシーヨーグルトスカッチ「チェルシー」が販売終了へ明治チェルシーは発売2年前からキャンデーの新しい分野を切り拓くという意気込みで大型のプロジェクトを組み「今までにない特長とおいしさ」を求め徹底的な市場調査を行ないました。

こうして世界中に目をむけるなかで、英国スコットランドに古くから伝わるスカッチキャンデーにたどり着きました。

スコットランドのキャンデーだからスカッチと思われるかも知れませんが、実は工程上、高温で煮詰める(scorching=スコーチング)ところから来ているのです。

「今までにない特長とおいしさ」を求めた株式会社 明治は、それまで日本では行なわれていない「流し込み」という製法を採用しました。

この製法は、練り合わせた原料をそのまま型に流し込んで作るので従来製法よりはるかになめらかなキャンデーを作ることができる上に、それまで5~6%が限界だったバターの含有量を増やすことができました。だからバター風味たっぷりのチェルシーが生まれたのです。これが「チェルシー」のおいしさの秘密です。

今までにない特長を求めてパッケージデザインにも苦労を重ねました。1:スカッチキャンデーという新しいジャンルにふさわしい斬新なデザイン 2:英国イメージ 3:高級イメージ 4:あきのこないデザイン 5:店頭で目立つ 6:テレビ映りがよい という欲張った基準を設け、第一線で活躍するデザイナーにお願いしました。

最終まで残った3つのデザインの中から、黒色と花柄がとてもよい、窓が開いていてよい、中の紙包みが可愛らしいという理由でA案が選ばれました。新商品はネーミングにも苦労しました。

約3,000ものネーミング案が出され、その中から 新しさを感じさせる、英国のイメージがする、ひびきがよい、発音しやすく、覚えやすいという基準で選考が進み「チェルシー」と「キングスロード」というふたつの名前が最後まで残されました。

前者はロンドン市南西部の地区の名前、後者はその中にある通りの名前です。 結局消費者にテストしたところ、愛らしい、女性的、甘い感じ、しゃれた感じという意見が多かった「チェルシー」に決定しました。

明治製菓より記事を引用

明治チェルシーの唄 1971年 シモンズ編