日本で初めて缶の飲料として発売されたのは、1954年に発売されたオレンジジュースでした。その頃の缶飲料は、フタを缶切りで開けなければ飲めなかったので広まらなかったそうです。
ジュース用の穴あけ器具を使って飲み口を作っても器具を使うのが難しく、飲み物が噴き出すこともありました。
アメリカで開発され日本では1965年にプルトップ式の缶フタが登場して、色々な飲み物のフタに使われはじめます。
しかし缶から切り離されたプルタブをそのまま捨てるヒトが多く、砂浜で足をケガするヒトや鳥がエサと間違えて飲み込むことが問題に。
それを改善するために缶を開けても離れないステイオンタブ式の缶飲料が1974年にアメリカで誕生して日本では1989年に導入されました。
2004年にはボトル型飲料が登場して再栓(またフタをする)が出来てより便利になります。
缶のフタは缶本体とは別に製造され、板金から打ち抜かれたタブがリベットでフタに固定されます。このフタが中身の入った缶本体へ取り付けられます。